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9/2 大川総裁講義 宗教家の政治活動(2) 民主党 鳩山政権の未来はどうなるか

 前日の記事 
9/2 大川総裁講義 宗教家の政治活動 (1) 百万票突破の実績はカルトでない証明
 の続き。

 鳩山民主党の未来を、幸福実現党 大川隆法総裁は、大胆にも予測した。総裁は、
 「普通300議席あれば安定政権になるが、そうはならない」という。
 一般に、安定政権にならない理由としてよく言われるのが、「よせあつめの政権だから……」であるが、大川総裁の論点は、もっと深く、具体的で鋭く、面白い。
 その論点は、三つであったように思う。
 
①安定政権にならない理由――官僚に敗れる 

 「民主党は、霞ヶ関を押さえ込むという。
 自治労がついているので中央官庁攻撃をしようとしている。
 しかし、同じく三百議席持ちながら公務員改革でつまづいた安部政権を超えられるか。
 私の見るところ、民主党が敗れるだろう。
 官僚の「寝技」、寝て動かない、仕事をしないという「寝技」を使われたら、何にも出来ない。次から次へとすすまないことばかりになる。
 最初の挫折は年内にあらわれはじめるだろう」(要約 小生)

 安倍政権が破れたのは、官僚の自爆テロみたいな戦法によるものだった。
 官僚を押さえ込むのに必要な条件、あるいは手法のノウハウの大まかなところは、大川総裁がここ三ヶ月の講演で説いているのだが、当然民主党はそれを実行する実力は持ち合わせていないだろう。

②国際情勢の読み誤り―「政経分離」がわからない鳩山首相

 「民主党政権の成立を、北朝鮮は即報道した。北朝鮮が日本の政権交代を即座に報道するのは、あまりないこと。
 中国は民主党政権を歓迎している。
 アメリカでは鳩山は反米思想家だと言われている。

 ただし、ここで注意すべきは、米と中は経済は親密だが、政治的には仮想敵国。
 政治と経済は別のものなのだ。
 だが、この「政経分離」を鳩山さんが理解していない。
 経済のパートナーシップが結べたら成功と思っている。」(要約 小生)

 「政経分離」とは、あまり耳慣れない言葉であるが、確か、安部首相は「政経分離」の理論で、中国との国交を進めようとしていた。

 しかし、一般にはむしろその逆の思想が普及していて、数年前、「アメリカが日本を見捨てるわけがない。こんなに経済的に親密なのだから」という左翼系の評論家の言を、テレビで聞いたことがある。

 しかし、こうした「商売をさかんにしているから、政治もうまくいくさ」というのは、なあなあな態度が好きな日本人の思いこみなのかも知れない。
 たとえば、英語では「政経分離」にあたる言葉があったかどうか。
 実は、熾烈な国際折衝をせねば生き残れなかった海外の諸国にとっては、「政経分離」など、わざわざ標語にする必要もない、常識に近いのではないかという気がするのだが、どうなのだろう。(←このへん小生かなり自信がありません)

 ……さらに、傑作な事実を、総裁は指摘する。

「またオバマは鳩山の考えているような人物ではない。
 アメリカの民主党は戦争をするのだ。
 ルーズベルトは戦争しないと言って大統領になったが、日本を締め上げて奇襲させた。ケネディはソ連に対して海上封鎖までした。オバマはアフガンをしつこく空爆し続けている。
 アメリカの民主党のときには、結構戦争をしている」
(要約 小生)

 すいません、一人、椅子の上で受けてしまいました。
 そう、民主党は戦が好きなのだ。
 鳩山さんが、そうしたオバマの側面を知って豆鉄砲をくらったような衝撃を受けるのもそう遠くないのではないか。

 そもそも、左翼の本家本元のマルクスはもともと、暴力肯定である。

 島田雅彦氏の有名な芥川賞候補作に「優しいサヨクのための嬉遊曲」というのがあったが、あそこに出てくる、「ぼくは家庭的な左翼をめざすんだ」みたいな優しいお兄さん (←小説はそのギャップが面白かった) は、戦後の日本でしか成り立たない
「日本の名物」的存在ではないかと思うのである。

 ③投資と経費の区別がつかない鳩山首相……不況はさらに進む
 「鳩山首相は、ケチケチ運動を展開する。
 八ツ場(やんば)ダムの工事中止が始まろうとしているが、投資と経費の区別がつかない。
 これは、経営能力がないということ。
 景気が悪くなっていく。
 政府は、児童手当をばらまいたあたりで息が切れる。」(要約 小生)

 恐ろしい予言だ。「無駄をはぶく」といって、投資までやめてしまい、さらにバラマキをやったらどうなってしまうのか。
 消費税を上げると言い始めているあたり、すでに雲行きがあやしい。

 そして、鳩山政権の寿命について

 「一番早いシナリオで、三百八議席をものともせず、東京地検が突撃したら、早ければ九月、鳩山・小沢逮捕で政変がおきる。
 逆に、民主党が東京地検に対し、三百八議席の数で押さえ込みに成功すれば、次は一年もつかどうかが争点。
 衆参同時選挙の確率はかなり高い。
 事実、民主党の小沢さんは、来年の衆参同時選挙を想定して動いている。
 幸福実現党も、次回はもう少し名前が浸透して実在感が出てくるだろう。」(要約 小生)

 うわあ。
 がんばれ! 東京地検! がんばれ!
 前回、小沢さんの秘書を押さえた時、マスコミにはたたかれたが、ネットの若い衆から「公安9課みたいにかっこいい」(←人気アニメ「攻殻機動隊」の主役) とやんやの拍手喝采でしたぞ。
 差し入れのひとつもお送りしたい。
 この国に核が打ち込まれ、日教組に荒らされる前に……なんとか、なんとか、お願いします!

 さらに、「小沢さん、衆参同時に対して準備する」というのもさすが総裁、情報が早い。
 それにしても……
 小沢さん! こんだけ「政権交代」とか言って人騒がせでむちゃくちゃな連立政権組んでおきながら貴君は……
 民主党の同胞が、 それはもう貧乏で貧乏で「お金がないから四年は選挙しない」ってやつれた顔して言ってるのをよそに、ちゃっかり、自分だけ衆参同時選挙も想定して準備してるって……悪代官だよこの人!

 ……総裁の講義はまだまだ面白いのであったが、続きは、また後日に。

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