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2010-05

日本のマスコミより早く、幸福実現党を認めている、大きな二つの勢力とは

 ほかの政党がそうであるように、幸福実現党も、まぐまぐから公式メールマガジン 「Happiness Letter 」を出している。(ご登録がまだの方はこちらからどうぞhttp://archive.mag2.com/0001054021/index.html)

 毎回、参院選の候補者が、リレーで、気合いの入った寄稿をしているのだが、最近、これに載る沖縄の状況を読むたびに、なんだか「ひめゆりの塔」を連想してしまう。 ( 「ひめゆりの塔」は、先の大戦で、泥や雨、砲弾の下で、学徒動員の娘さん達が悲惨な戦いを展開した有名な実話 )

 五月八日のメルマガ、タイトル〔正しいものは正しい〕 には、5月4日、沖縄入りした鳩山首相の行く先々でのぼりや大段幕でアピールした活動が書かれているが、それに対して

 「私たちの横には、革マル、労組、日教組、共産党等ののぼりを持った左翼が陣取っており、彼らから徹底的な罵詈雑言を浴びせられました。
 『「帰れ!帰れ!』とシュプレヒコールを浴び、若い女性党員などは肩を突き飛ばされたりもしながらも、私たちは『正しいものは正しい』と正論を訴え続けました。
 その時、私たちの悪戦苦闘を遠巻きに見ていた方が、警官に『この混乱をどうにかしてください』と訴えたため、ようやく私たちと他の左翼団体との住み分けができました。
 左翼団体の中には『あなた方はルール違反だ。私達と主義主張が違うのに、ここにいるのは違法だ!』などと叫ぶ人もいました。
 このように、沖縄では保守系には『言論の自由』が認められないような全体主義的空気があります。」

 という記述がある。
 (警官が仕事をしてくれて本当によかった。警官まで「主義主張が違うのにここにいるのは違法だ」(←どんな法律だよ)とか言い出したらどうしようかと思いました)

 もはや、ひめゆりの塔のように、実現党の沖縄地区の皆さんは、精神的な泥や雨、砲弾の下で戦っているのだ。

 ほんとうに、沖縄は、いまや島全体が普天間問題で正気を失っている感がある。
 ここから基地がなくなったら、万歳三唱した翌日にでも中国兵が上陸してきて、米軍がした以上の狼藉を働きかねない、という正論を言おうものなら殴られかねない。

 反対集会には百万人の島民人口のうち、九万人があつまったと発表され、「やじうまワイド」では、「基地出て行け」の島民集会に、十万人が集まったと報じていた。 

 ……思い起こせば、数年前、自民党が、地元の衆に、何とか納得してもらい、米軍にも納得して貰い、現行案がまとまったときに、 「奇跡」と称して破顔していた。あのときの自民党議員の笑顔が、辛く思い出される。
 うまくいっていたというのに、鳩山内閣が全てを駄目にした。
 さらに、自民党すらも、正論を貫く道からきびすを返した。
 今年初めに沖縄県連が「普天間県外移設」を公約にしてしまったのだ。自民党は基地の意味を分かっているはずで、この公約は中国に沖縄をくれてやるに等しい。
 政党は全く当てにならず、もはや、全島が左に染め上げられて全体主義の様相。
 このままでは本当に中国の領土となりかねないところで、唯一、保守を貫く幸福実現党。
 風当たりの弱かろうはずがない。
 しかし、それでも、いや、それだからこそ、実現党はいま、認められている、と思う。

 なぜなら、沖縄の戦いによって、正反対の主張を持つ二種類の人々が、幸福実現党を大きく認知していると思われるからである。
 
 実現党を認めた勢力の一つは、いちばんホットなアメリカ軍の状況を伝える米国の「星条旗新聞」。

 前回の普天間の「九万人集会」の時にもとりあげてくれたが、今回の記事は、渋谷での「基地は必要」デモ集会の報道。

 2010年5月11日の火曜日、渋谷で
 「普天間基地移設問題の即刻決着を 求めるデモ集会」
 が行われた。
 最初、この話が流れてきたとき、いくつかの団体名を見て、
 「ああ、幸福実現党のみならず、市民団体が幾つか集まって行ったのだろうな」
 と思っていたら、名前こそ出ていないが、流れてくる画像などを見ると、幸福実現党が主宰のデモであったことがすぐわかる。
 なぜなら、デモの最後に、彼らの決議書を受け取ったのが、そのすぐあとに幸福実現党に初の議員として参加する旨を表明した大江議員だったからである。

 (石川党首が「アリの一穴」といっていたのはこのことだったのか、という、大江氏の入党。
 これに関しては、稿を改めたいのだが、この議員だけでこの流れが収まるとは思われない。)

 その日のデモ集会の映像はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=FFuxr2Q9J5c
 冒頭に出てくるのは、古い会員さんには懐かしい御仁、沖縄の初期の書店伝道で活躍された徳留さん。
 彼の挨拶に始まり、海自の幹部による「北海道があの形で残ったのは海兵隊のお陰である」という中身の濃いスピーチが続く。最後はときの声をあげてデモ行進。雨の中をみなさん、よく歩かれている。

 さらに、沖縄の金城候補のスピーチはこちら。
 http://www.youtube.com/watch?v=lsg5bDRFpIY

 ……こうして、当日カウントしていた人からみると、千人以上は集まったと聞いていたが、これだけのデモがマスコミから完全無視というのもすごい。

 ところが、無視しているのは国内でのこと。
 星条旗新聞のこの記事。
 http://www.stripes.com/article.asp?section=104&article=69918

 こちらは数百人の参加、という参加人数になっているが、
 「日本にアメリカは必要だ」「海兵隊、ありがとう」と書かれたプラカード類が紹介され、詳しく主張が記され、
 「Most of those participating Tuesday were affiliated with the conservative Happiness Realization Party, which was formed just before the Lower House election in August. The party holds no seat in the Diet.」
 と、きっちりこれが幸福実現党を中心とする運動であること、また、実現党の簡単な経緯なども紹介されている。

 ……すごい。
 認めてくれている。
 星条旗新聞は、幸福実現党をきちんと評価している。
 左翼の活動家たちから、突き飛ばされ、罵声を浴びせられ、マスコミからは完全無視をくらっている沖縄の実現党の人々……その活動は、じつは普天間問題で、最も渦中にありながら、同時のその声を全く報道されることのない、「アメリカ軍」の中において、評価され、支持されているのだということを知るにじゅうぶんな記事だった。

 そしてもう一つ、実現党の力を認めているのが、驚いたことに、沖縄の左翼活動家たち。

 先ほどのメルマガHappiness Letter、2010/05/16ぶんの、 159回 〔声なき声の代弁者〕では、
 「デモ集会の前日、私は雑誌の編集長と共に辺野古で座り込み活動を続けている活動家に意見を聞きに行きました。
 彼らは『幸福実現党のせいで普天間問題は県内移設に傾いてしまった。大変迷惑している。話すことはない!』と憤っていました。」

 この短文の意味は重い。
 ……なんと。熱烈な左翼活動家が、

 「幸福実現党のせいで普天間問題は県内移設になった」と言うとは。

 「反対者」というのは、何事によらず、敵とみなした勢力について絶えず力を計り、注目しているものなのだ。
 その反対者の人たちのこの言葉は、「沖縄を救った幸福実現党」と言われたにも等しい、最高の讃辞以外のなにものでもない。

 ちなみに、この左翼の人々の戦力であるが、じつは「九万人」の集会者は、週刊新潮にも掲載されるそうであるが、実は、沖縄のデモ集会・九万人は真っ赤なウソ。 
 詳しくは、読売の記事「沖縄県民大会「9万人」に疑問も、県警把握せず」http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20100511-OYT1T00937.htm  
 そもそも、島の人口が100万ちょっとしかいないのに十人に一人が集まるのはどう考えても無理がある、とか、会場となった読谷村運動広場の最大収容人数が5万人程度、という話も聞く。
 また、沖縄には前にも似たような前科があって、
 「沖縄教科書抗議集会、参加者は「4万人強」 主催者発表11万人にモノ言えずhttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071006/stt0710062247005-n1.htm」という話がそれ。

 当事者発表というのは絶えず大きく出されていて、先日の実現党のデモも、星条旗新聞数百名のところ、参加者サイドでは千名以上となっているが、さすがに一万人程度の参加を九万人、とは思い切った喧伝である。

 ネットの書き込みには、「そんなことない、会場には九万人いた、あそこは溢れかえっていた」という証言もあるのだが、念のため、こちらもどうぞ。

 【当日の空撮写真】
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/policy/100425/plc1004252016002-p3.htm   

 十万人の大群衆相手に、あわや風前の灯火かと思われた幸福実現党だったが、一万人ぐらい、というなら話は別。(しかも、そのうちの島民の割合はさらに低いのではないかという話も出ている。)

 いい勝負が出来る可能性はまだまだ残っている。

 沖縄にはまだ正気を保つ人々がいると信じたい。
 その人たちのうち、いったいどれだけが、自民党という受け皿がなくなって、唯一「基地は必要」派となった実現党に、未来を託してくれるかどうか……。

 歴史に翻弄され続けた、この小さな島の命運には、いまや、日本の一億数千万人の未来が一蓮托生となっている。

 参院選の当日は、沖縄の得票数に注目である。 
 がんばれ、沖縄。

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