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2018年 新潟知事選 日本が「新潟」から崩壊する日(2)米朝会談は「老トランプ」の敗北になりかねない。そしてトランプと安倍なき後の日本は……

【2】米朝会談は「老トランプ」の敗北になりかねない。トランプと安倍なき後の日本は……

 前回の更新で書いた、「無防備な高級牛の群れ」のような日本。
 その国が、なぜ食べられずにここまで来られたか。
 それは、地球の番長、アメリカ合衆国が、子分になるという約束のかわりに、守っていてくれていたからだ。
 ところがオバマ元大統領就任以来、それも怪しくなってきた。
 オバマ氏は就任するや「番長なんてやめました」「お金もないしね」「僕たち弱者だし」みたいなことを言い出して、それまで子分としてきた国たちをあっさり守ることをやめてしまった。そのため、世界では起きなくてもいい内戦が起きることになった。
 その後、ノーベル平和賞を貰い、原子爆弾の慰霊に日本まで来ていただいたのは立派ではあるのだが、自国の落とした原子爆弾二発については「空から災厄が舞い降りた」という表現で、謝罪とは言いがたい台詞であった。
 オバマ氏のお立場はわかる。さすがに謝罪はできません、ということなのだろう。謝れば、自国の勇敢な戦士達を侮辱することになる。
 ただ、日本人として言わせて貰う。
 「これ、韓国だったら絶対生きて帰れなかったであろうスピーチでしたよね」 と。
 そのすっきりしないスピーチを、現地の人との「許しの抱擁」でうやむやにされたような気がした。
 さらにまずいことに、これで活気づいたのは日本の「核を持たない、原子力を憎む」人々だった。彼らは積極的に原発停止と軍備削減を声高に叫び、政府もそれを無視できない。
 いっぽう海外の独裁者達は、この件について何とも思っておらず、順調に日本攻略のための軍備を厚くしているので、結果的にますます日本という「高級牛」を囲む狩人の囲みが狭くなった。

 そこへ日本にとって、救いの神が現れた。
 トランプ大統領という昔気質(かたぎ)の番長の出現。
 この人物の出現は、いかに日米のマスコミが彼を袋だたきにしようと、明らかに、日本にとっての国防上の朗報だった。
 ところが、赴任当時は「北朝鮮を空爆して中国の息の根をとめる」と勇ましかったのが、今や
「北朝鮮と対等に会談を持つ」「北朝鮮の体制を保障する」
 という。
 しかも、この米朝会談、日本にとっては危ない流れになる可能性がある。
 大川総裁の近刊霊言「司馬遼太郎 愛国心を語る」によれば、
 「たとえ物理的に非核化を完成させても、彼らにはすでに技術があるのだから、いくらでも再建は可能」
 「あんなので平和会談など行ったら、事実上の米朝の『手打ち』だ」
 「米朝会談をするなら、アメリカに呼びつけるぐらいでなければだめだ」
 「日本の立場はない。もはや、頼み込んでお情けにすがって拉致被害者を帰して貰うのがやっとだ」(前掲書よりまとめ)
 米朝会談の結末によっては、日本の危険度は上がっていく。
 トランプ大統領は、なぜ、一見「心変わり」に見えることを言い出したのか。前掲書によれば、
「トランプ大統領には、老人特有の短気の症状が出ている」
 という。
 強烈な言動で、忘れがちになるが、トランプ大統領は御年70歳だ。

 「年を取ると忍耐力がなくなる。自分の先が長くないため、待つことができず、目先のことを早く解決したくなり、根気がなくなる」
 「だから側近のクビをすぐに切る。
 だからシリアも「これで終わりだ」と言いたがる。」(前掲書よりまとめ)

 確かに、なんだかトランプ大統領、妙に北朝鮮の処理を急いでいる気はした。
 北朝鮮が折れてきたときに「もうこの問題は決着がついた」とアピールしているように感じがしていた。単に国内のスキャンダルのせいだと思っていたが、なるほど、加齢のせいであった、という説は、大変納得のいくものである。
 そして、彼と安倍首相に敵対する他国の独裁者の皆さんは、と言えば。
 なんのことはない、全員、トランプ大統領と、ついでに安倍首相の任期切れを待っているのだ。
 なにしろ周囲の独裁者の皆さんは、全員任期が終身制で、しかも、若い。頑健そうで色つやもよろしく、彼らに時間はたっぷりある。
 彼らは、たった数年間だけ自重したふりをして、我慢すれば良いのだ。
 オリンピックで平和ムードを醸している間に、安倍首相とトランプ大統領の任期は終わるだろう。
 いや、それまで待つ必要はないかも知れない。
 日米のマスコミは、諸悪の根源はこの2人だと思っているので、躍起になってひきずりおろそうとしている。
 任期満了よりも早く、日米のマスコミがそれぞれの大統領を討ち取ることに成功したら。
 次に出てくるのはまたしても、「民主党政権」の復活である。
 日本においては、自民党が倒れなくても、マスコミの顔色伺いのために、きっちり左翼の人材が総理大臣になるだろう。「鳩山・菅の悪夢」ふたたび。
 その後のシナリオは、考えるだけで憂鬱になる。
 「中国はアメリカと「天下二分の計」で地球を分割する予定で、作戦に入っている。」(前掲書より まとめ)
 その攻略の1つの山場は、日本という豊かな国を、他の独裁者よりなるべく多い取り分で植民地化することのはずだ。
 トランプなきあと、マスコミも政府も、こぞって「いかに穏便に、中国と北朝鮮に、日本の処遇をすませていただくか」「いかに戦争なく、日本を中国・北朝鮮の植民地化するか」だけを考えることになる。

 おそらく、マスコミは「中国が日本を征服しようと思っているなんてありえませんよ」ということだろう。
 だが、中国が「世界征服」の夢を捨てない限り、日本の攻略は、絶対に成し遂げなければならない重要事項だ。
 戦略ゲーム好きな方は、中国を主人公とした「世界侵略ゲーム」を考えてみると良い。
 プレイヤーであるあなたは、中国としよう。
 ゲームの勝利条件は、世界制覇である。
 そのために、まず、中国であるあなたは、アメリカと「天下二分の計」に持ち込まねばならない。
 ハワイまで侵略していかなければならないわけだが、その際の攻略ポイントはなんといっても日本である。
 日本を落としたら、豊かな経済と地の利が手に入り、一気に攻略が成就する。
 そのために、あなた(中国)は、平和路線に見せかけながらも、確実に次々と一手を重ねていく。
 武力による日本の海域侵犯、領空侵犯。
 韓国をたきつけての尖閣と、ありもしない「南京大虐殺」「従軍慰安婦」の世界的なネガティブキャンペーン。
 台湾も使える。
「中国軍の台湾海峡演習に、アメリカは反応していない」「台湾が寝返れば、日本は中国の手に落ちる」(前掲書より)
 いいではないか。着々と、日本を落とす準備はととのっている。
 なにしろ、これだけ責められていて、日本人には危機感が皆無どころか、積極的に軍備を減らそう、こちらへの疑念を持つ連中をつぶそう、という風潮をもっていてくれているのである。
 さらに日本は唯物論国家。われらが中国に極めてメンタリティーが近いのも救いだ。
 ただし、今、軍事的に事を起こしても、アメリカに勝てる見込みはない。
 ならば、日本の困窮した地方に入り込み、じわじわと食いつぶして、アメリカとの戦争が始まる前に、日本の中国の拠点化をはじめよう。
 北海道では、大変順調に攻略が進んでいる。
 そして、ここに、名前の挙がらない、超重要な侵略要所がある。
 新潟である。
 ここを押さえれば、実は、「日本攻略」イベントは、実に簡単にすすめることができるのだ。

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