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この二ヶ月、日本と世界に起きたこと (1) アベノミクスの影響力

 この二ヶ月の世界の動きを読み解くためのキーワードを二つあげろ、といわれたら、
「アベノミクス」と
「中国の世界征服」だろう。

 この二つを押さえておけば、あとの事象は派生的なものとして読み解くことができそうである。
 この二つについて、大川隆法総裁の読者の視点から見た雑感を、更新させていただく。

 まず、「アベノミクス」について。
 これについては、もはや言うまでもない。
 安倍首相の大胆な金融緩和策、「アベノミクス」。その成果たるや、見事な数字となって現れた。
【「異次元の景気回復が始まった」甘利再生相 1~3月期実質GDPの高成長で 2013.5.16 12:28 】http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130516/fnc13051612300008-n1.htm
【円安効果で5割増益予想 東証1部606社の26年3月期予想 2013.5.10 22:13】 >http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130510/fnc13051022190019-n1.htm
【アベノミクスで「『失われた20年』の半分を取り返した」と豊田自工会会長 2013.5.13 16:33 】http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130513/biz13051316330009-n1.htm

 国内のみならず、アベノミクスは、いまや世界に知れ渡った。
 1月末のダボスでの世界経済フォーラム年次総会。
 2月中旬、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議。
 そして、4月16日に国際通貨基金(IMF)がアベノミクス効果を受けて今年の日本の成長率を上方修正するに至って、その評価は世界的に確定した、といっていい。

 結果の一つとして、激しい円安が進んだため、この手法は海外からも賛否両論だ、というが、最近のところでは、
英テレグラフ紙記者の記事、 
【Abenomics is the only way to stop Japan’s debt compound crisis By Ambrose Evans-Pritchard】 「アベノミクスは日本の経済危機を止める唯一の手段だ」(……アベノミクスに懐疑的な意見への反対意見が述べられている)http://blogs.telegraph.co.uk/finance/ambroseevans-pritchard/100023922/abenomics-is-the-only-way-to-stop-japans-debt-compound-crisis/
 や、
 Yahoo! newsより、
【With caution, Japan’s neighbors welcome ‘Abenomics’ Reuters By Rajesh Kumar Singh and Tetsushi Kajimoto | Reuters Sun, May 5, 2013】 「日本の近隣諸国はアベノミクスを歓迎」 (←ここでいう近隣諸国は、中国、韓国ではない、タイとフィリピン、インドなど)http://news.yahoo.com/caution-japans-neighbors-welcome-abenomics-094404684.html;_ylt=Ap0TGjsFSaWtcgpkRg28UbDQtDMD
 といった記事が印象に残る。
 さらに、豊かな日本のイメージが戻ってきたことと関係あるのか、
【夢のリニアコライダー(3)】研究者「日本に建設してもらうしか…」 負担は最低5000億円】 http://sankei.jp.msn.com/science/news/130505/scn13050512550000-n1.htm
 という話題も聞こえてきた。素粒子の研究設備、「リニアコライダー」を、是非、日本が作って欲しいという、「逆誘致」のために、研究グループのトップが、安倍首相に会いに来た、という。技術力と経済力のある国にしか頼めないお願いだろう。早く、二つ返事で引き受けられるほどに経済を回復させたいものだ。
 とにかく、年末からの半年、世界中が日本に注目、いや、瞠目した。
 様々な論じられようを見るにつけても、近年、ここまで日本一国の経済政策が、世界に影響を与えたという例は、初めてではなかろうか。
 日本人はもっと勇気と誇りをもっていい。
異様な日本の株価の急騰は、海外投資家が「いま、株を買うなら日本しかない」とばかりに殺到していることに起因している。
 世界の経済がすべて奈落に落ちかけているというのに、一人躍進を続ける日本は、もはや、世界恐慌を防ぎうる、希望の星の一つになっているのではないかと思うのだ。

 それにしても、「いったい、これまでの優柔不断な日本の、どこからこんな大胆なとりくみをする勇気が湧いたのだろう」と、世界中の人々は、不思議がっていることだろう。
 日本のマスコミが決して語ろうとしないこの大きなムーブメントの裏舞台、その本質は、
『大川隆法総裁という日本トップクラスの宗教団体の総裁が、幸福実現党発足前から通じて唱えてきた経済政策を、日本国総理大臣という最良のポジションの理解者によって、実行され、空前の成果を上げた』
 ということにある。
 この点をふまえると、この「アベノミクスの終焉のタイミング」についても、推測がつきそうな気がする。
 この株価の上昇は、いつ終わるか。誰もが気になるところだろう。
 「アベノミクス」原案者の大川総裁は、かねてから「これだけはやってはいけない、これをやったら経済が沈む」と言っていることがある。
 それが「消費税増税」である。
 だから、「アベノミクス」終焉のシグナルの一つとして、ここで調子づいた自民党が、「消費税増税」の準備に着手・実行したあたりで、株価の上昇は減速を始め、明らかな下落が始まるのではないか、と考えられる。
 ともかくも、それまでは、「日本はまだまだ、これからの国なのである」、と、無言で、しかし、強烈なアピールがなされ続けることだろう。

 この数ヶ月で導き出されたこと。それは、「日本が、戦後これまで培ってきた経済力に、明確な思想に裏付けられた政策が加わったとき、この国はまぎれもなく、世界を牽引することができる国となる」ということではないかと思う。
 (……続きます)

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