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歴史の分岐が切り替わるとき……NHK『鹿児島三区の補欠選挙報道』に異変あり

  NHKラジオから流れる言葉に、驚いて飛びついたのは久しぶりのことだ。
 『衆議院鹿児島3区の補欠選挙開始』の報道についてである。
 今回、鹿児島三区には、幸福実現党からも候補者が立っているのだが、今回、立候補者を紹介する際に、きちんと
 「諸派の新人で、幸福の科学職員の松澤力氏」と紹介が入っている。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121016/k10015777321000.html
 驚いた会員さんも多いだろう。
 それどころか、「いや、ラジオでは、幾度めかの紹介で幸福実現党とアナウンスしたのを聞いたように思う」という会員さんもいる。
 これまで、NHKは、幸福実現党はおろか、幸福の科学の名前すら口にすることを極力さけ、これまでも、幸福の科学職員が立候補するときは、「団体職員」と称していたように記憶している。
 ……しかも、NHKラジオは特に、左翼丸出し・アンチ原発・中国大好きの傾向が強い。
 そんなNHKが、中国との関係があやしくなっているこの時期に、幸福の科学の名を口にした。
 2年前、マスコミは、幸福の科学や実現党の名前を極力国民に見せないようにし、そんな集団は日本に存在しないとばかりに報道から抹殺してきた。
 彼らは、この二十年、「犯罪行為以外では、一切、幸福の科学の名前を出さない」と決めていたはずではなかったのか。
 その時の報道から見れば、これはささやかながら大きな異変だ。
 この異変は、おそらく先日発刊された、『NHKはなぜ幸福実現党の報道をしないのか』が功を奏したのだろうと思われる。
 あの収録の最後に、総裁は、「立木党首が……(拳を幾度も突き上げるジェスチャー)……しているところがテレビに映れば成功」「映らなければ別の手を考える」と語られた。
 まだまだ公平に報道しよう、という気はないようだが、その状況に向かって、一瞬ながら、NHKの巨体がふらりと揺れたかのようだ。

 変わっていくのはNHKばかりではない。
 この数ヶ月で、日本の歴史が、次々と塗り変えられているように感じられた。
 現在、2012年の10月下旬。
 本来なら、今ごろ、尖閣諸島が中国の領土となっていたのは間違いない。
 それを受けて、沖縄は、独立宣言を行い、中国の傘下に入ろうと準備しているはずだった。
 民主党の主導で、国内では、2030年までに原発の完全廃止が閣議決定され、経済と軍事の息の根が止まった。
 それらは、とりもなおさず、日本が中国の属国になっている未来が確定した、ということでもあっただろう。
 これまで、幸福の科学の霊人たちのリーディング等で、「こことよく似た宇宙がいくつもある」という、並行宇宙の存在について触れられているが、なんだか、どこかの並行宇宙では、そんな歴史の地球が実在しているような気がして、ぞっと背筋が寒くなる。

 ところが、このたび、尖閣では、日本は少しもゆずる気がない。
 腰抜けだと思っていた日本が、なんと、
【「お互い退かないなら会う意味ない」首相、国連総会での日中首脳会談に慎重 】
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120921/plc12092100330002-n1.htm
 といい、日本から出て行くはずのアメリカは、
 【オスプレイ7機が試験飛行=配備は日本防衛に貢献と海兵隊-山口と沖縄は強行に憤り】http://www.jiji.com/jc/zc?k=201209/2012092100941
 と、中国から見ればおぞましいオスプレイ配備完了、さらに、アメリカの国防長官が、
 【米 中国に“尖閣は日米安保内”と説明 9月21日 12時10分】 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120921/plc12092100060001-n1.htm 、http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120921/k10015180901000.html ほか、リンク切れ しているが、個人のブログ等で記事全文を読むことが出来る。

 ……いずれも、大川総裁の提言した方向だ。
 逆に、習近平氏は気に留めていないようだが、
【中国株(終了):反落-景気や日中間の緊張を懸念 : 2012/09/20 17:24 JST 】http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MAN2JN6KLVRO01.html
 大川総裁は、以前より中国の足を止める大きな要因として、中国バブルの崩壊を考えているのではないかと思う。講演会で、再三、「中国バブルはもうはじけ始めている」という趣旨のことを語られたが、それが、この暴動で、一気に加速した気配がある。
 習近平氏は守護霊インタビューで、「いまは格差がありすぎる。もういちど毛沢東時代に戻したい」と発言していた。確かに、経済には後手に回っているのだ。

 そして、中国の経済が沈むと期を一にしたかのように、日本には復活の芽が出てきた。

 2030年までに原発の完全廃止が閣議決定するはずだったその日。
 政府は突然閣議決定をとりやめた。
 朝日新聞の若宮主筆は、これは、幸福の科学が出した「大江健三郎 守護霊霊言」の大きな広告の文面が、官邸をゆるがし、閣議決定をとりやめさせた、と考えているようだ。
 それどころか、野田首相は
【野田首相「来夏までに原発再稼働」 米紙会見で表明 電力不足に強い危機感】2011/9/21 5:00 日経新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2003H_Q1A920C1MM8000/ 
 と言い出した。
 さらに、総裁の講演会等での発言から察するに、来年あたり、野田首相が続投の場合、消費税増税に関して「弾力条項」を用い、「景気が回復するまでは増税しない」という決定を出す可能性が高い、と考えられる。中国の暴動によって、中国に進出していた企業が軒並み大打撃を受け、政府に泣きつくことから、「弾力条項」を用いずにはいられなくなる、といったストーリーだろうか。
 ……まだ、現実化していないが、この「消費税の増税延期」と、「来春から原発再稼働」の両者の可能性は、経済人にとって、朗報以外のなにものでもない。
 企業はどこも青息吐息だ。嵐の中で避難場所を見つけて、かろうじて一息つけそうだ、という気がする。

 政治的にも、野田首相が内閣総選挙を決断すれば、自民党が政権に返り咲くのは確定したようなものだ。
 そして、自民党では、再度返り咲いた安倍総裁が、日本を間違いのない方向に導くことに生命を賭けようとしているのがわかる。
 いや、その前に、なんとしてでも解散を阻止しようとする野田首相は「大連立」も視野に入れているかも知れない。
 どちらにしろ、日本の政治は、二年の遠回りを経て、ようやく保守に回帰しつつある。

 僅かずつだが、光明が見えてきた、という気がする。
 潮目がかわりはじめている。

 先ほど、「こことよく似た宇宙で、すでに中国の占領が確定した地球」という言葉を出した。
 まさしく、私たちのいるこの世界が、「中国に占領される世界」と異なる世界に向かうかどうかの「歴史の分岐点」を、私たちは全く知らないうちに、今、この瞬間も、体験しているのではないか。
 歴史の分岐を、意識して体験することが出来る人々は、そう多くないが、大川総裁の愛読者は、その自覚をもって、リアルタイムで起きている出来事を見ることが出来る。
 どこかで、本来なら滅びにいたるトロッコの道にとりつけられた、分岐レバーが、誰も知らないうちに、がちり、がちりと切り替わる。
 そのたびに、私たちの乗る世界という名のトロッコは、いくつもの分岐を、占領されない方へ、滅ばない方へ、と、人知れず道筋をかえている……。
 その歴史の分岐に立ち会っているという、静かな興奮を覚えながら、このNHKの小さな勇気(NHKにとってみれば、内心、びくびくものの大英断のつもりだろう)が、幸福実現党へのマスコミ包囲網にどう影響するかをも注目して、鹿児島三区の補欠選挙を見守りたい。
 細い小道ではあるが、暗い森の中に、未来へ続く光る道が見え始めたような期待感が生まれた秋である。
 この道を埋もれさせぬように、私たちはそれぞれの場所で、それぞれの仕事を、していかなければならないのだろう。
 

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