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「幸福の科学学園」見学(2) 在校生から英検準1級合格者誕生!

 午前中はフリー参観。
 教室の中に入りたかったが、子供連れで、やかましいと悪いので、廊下から拝見する。
 教室の廊下には、美術の課題だろうか、「石を造形する」というような課題が展示されていて、「えっ、これ本物の石じゃないの? よくできているねえ」などと言いながら、作品に添付されたコメントとともにとても面白く眺めたりして歩く。

 廊下からも、戸の窓から教室の中が見えるわけだが、どのクラスにもそれぞれのスローガンが貼ってある。
 一般の学校もそういうものはあるが、学園のそれは、
 「勉学して、無私で世の中のために尽くしたい」という気持ちを現したものばかりだ。
 中には、「主」という言葉が使ってあるものもある。
 また、教室の一番後ろに巨大な坂本龍馬絵の切り抜きが貼られてあったりするのも、幸福の科学の学校らしい。
 生徒さんの服装は、ジャージが多かった。制服は式典のときに着用が義務づけられている、といったところか。
 ひととおり見て歩くと、教室での授業以外に、別室で、先生と個別にマンツーマンで勉強しているらしい子を見かけて、きめの細かさに感心する。
 体育は、道場で授業があれば、道場の中も見ることができる。天井が高く、畳は新しく、採光のせいかひどく明るい道場に感じた。
 図書館の蔵書は、まだまだこれから、といったところだろうか。寄贈したいなあ、などと思いながら、蔵書棚を一通り見ていくと、「良く借りられている本」として、「もしドラ」こと『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』が置いてあった。
 おおっ、と思った。
 ベストセラーになったドラッカー初心者のための入門書。
 (教団で、この本を読んで、この本の講義を行った地方の講師がいたと聞く。)
 それが、まだ中高生である学園生の人気図書になっている。
 後述するが、このあとの説明会で見た、学園の中学生が上演したクラスの劇のタイトルにも、この書名がもじられていた。
 そのくらい、学園では読まれているのだろう。
 通常、中高生の図書館で「流行の本」といったら、もっとエンターテイメント色の強いものが多いはずだが、この学園ではドラッカーの入門書、というのに、硬派なものを感じて感心した。
 廊下も綺麗だ。掃除の丁寧さに愛校心を感じる。
 廊下の角、掃除用具のロッカーには、学園生のみなさんの手による「作務の心得」のような手書きのメモが貼ってあった。
 「心得」の中には、友達の名前も出てくるような楽しいものもあって、書いて貼った子たちの仲の良さが見えるようだ。
 また、廊下には、 成績優秀者、英検の各級の合格人数なども張り出してあった。
 こうした「個人の学習成果の張り出し」について、昔の学校はあったが、今では「競争は良くない」ということでめっきり見かけることが無くなったしろものだ。

 ここでは、英検に関して、あらためてその合格率の高さに感じ入る。たとえば、
【2011年11月24日第2回英検イイシラセ!!祝・学園第1号・準1級合格者誕生!】
http://happy-science.ac.jp/2011/11/post-158.html
 高校で準一級! 
 英検準一級とは、学力は大学二~三年生、TOEICでいうと730点越えレベル。社会人や大学生が受ける試験だ。
 しかも、TOEICと違って、一次の筆記をパスすると、二次で面接式の口頭試問がある。
 そして、英検準一級の合格率は一割強。難関だ。
 学園では、まだ高校生で、それに受かった子が出たのだった。学園の英語教育は、早くもみのり始めている。

 ……以上のように、いろいろ驚かされた授業中の校内だったが、さらに驚くことを、休み時間に体験した。(続きます)

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