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菅前首相のお遍路再開でいきなり徳島に起きた地震

…… ああっ、もう、この人、やっぱり、やってしまった!
 そう思ったのが、このニュース。
【「お遍路」を再開した菅直人前首相=3日午後、愛媛県今治市 】
http://sankei.jp.msn.com/images/news/111003/stt11100317530009-p1.jpg  ……NHKの四国のニュースでは、その菅前首相が大人気で、写メや記念写真、握手されてキャーキャー言うおば様たちの姿が報道されていたそうである。

 ……あれほど空海様が「さわりがある」「菅の巡礼を禁ずる」と、お遍路の続きを止めたというのに……。
 かくして、いきなり、
『2011年10月4日(火)福島県浜通り M4.2 震度3』
 のほか、
『2011年10月4日(火)徳島県北部 M4.3 震度3』
 と、徳島までもが揺れるはめになった。
 むろん、霊言など信じない菅さんのことだ。
 そんなことなどおかまいなく上機嫌で「四国旅行」(←お遍路とは呼びたくない)を続けるに違いない。
 なにせ、
【菅前首相を不起訴 外国人献金「嫌疑なし」】
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111003/crm11100319580024-n1.htm  
 「お遍路の御利益かよ」という揶揄が聞かれたぐらいだ。
 ご本人も、「もっと御利益をいただきたい」とばかりに、お遍路の続きに精を出すつもりかもしれない。
 だが、日本には、不起訴になっても「検察審査会」というシステムが残っている。小沢さんがやられたアレである。さらに、
【西田昌司「外国人献金不起訴で安心するな菅前総理。本丸は市民の会」 】
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 という声だってあるのだ。……まだまだ安堵するには早すぎますぞ、ともうしあげたい。

 それにしても、菅前首相、やめたとたんにまあ、ぞろぞろと在任中に行ったことがばれている。これだけ『立つ鳥 跡を濁』しまくった総理も珍しい。

 置き土産の
【朝鮮学校に対する高校無償化適用の審査手続き再開】
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011082901000322.html
 (←最後のどさくさに、何ちゅうことをしてくれたのか……拉致被害者の家族会の怒りはどれほどか、胸中お察し申し上げる)

【尖閣、中国人船長釈放で松本前参与「官邸側が判断した」 】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110926-00000075-san-pol
(←やっぱり嘘だったんじゃん! 官邸が指示してたんじゃん!)

【菅前首相、拉致問題追加制裁検討の指示行わず 野田首相への引き継ぎなし 】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110926/plc11092611260008-n1.htm (←もういい、もういいから母国の北朝鮮へ帰って下さい菅さん!)

 ひどいところでは、
【“ダメ菅”機密費が月1億円!血税が豪華料理に消えた? 】
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110927/plt1109271554006-n1.htm
 記事より、『菅直人政権が昨年6月から今年9月までに、内閣官房報償費(機密費)を計15億3000万円も支出』
 『1日なんと約340万円、月に1億円を超える。官邸居座りを続けた「史上最悪の宰相」は、国民の税金を湯水のように使っていたのか。』

 麻生内閣の時に、2億5000万の領収書が出てきて、「こんな大金、何に使ったのだ、ケシカラン!」と叩かれていたが、それどころではないではないか。
 いや、麻生さんなら信頼がおけるので、必ず国益になることに使ってくれたのだろう、2億円なんぞ安いもんだ、と思えるのだが、この場合、在任中に北への訪朝などを考えていた菅氏のことである。
 「よもや、北にかなりの金額が流れていたのではあるまいな」、と不安になる。

 ……と、こうして挙げていけばきりがないのだが、個人的にはこれが切なかった。
【原発輸出の親書、大臣名に格下げ 菅首相が作成応ぜず】
http://www.asahi.com/politics/update/0911/TKY201109100593.html

 これは、日本政府が、ベトナムに原発輸出を続ける考えを8月に伝えた際、当時の菅首相が同国首相あての親書作成に応じなかったという話。
 あたかも、「オレは原発輸出に反対だもんね」「ベトナムはよその国から買えや」みたいな態度を当時の日本の首相がとった、ということである。
 結局、親書は、担当の経済産業相、外相の連名による親書に「格下げ」されていたという。
 たしかに、
 「日本政府がうじうじして原発を勧めようか迷っているなら、ベトナムはフランスなど、ヨーロッパの原発でもいいではないか」という意見も読んだことがある。
 しかし、余り語られていないが、ベトナムは、日本式の原発が欲しい理由がある。
 ヨーロッパの原発というのは川沿いにあることが多いのだそうである。
 あちらの原発は、川の水を利用した施設なのだという。
 だが、ベトナムでそれを採用したらどうなるか。
 ベトナムの川の上流には、中国が居るのである。河川を利用した原発など建てた日には、中国にライフラインを握られてしまう。
 しかし日本の原発システムは、河川に頼らない方式であり、かつ技術的にもすぐれている。
 だからベトナムは日本との技術提携を喜んでいる……という話だった。

 ……この話が事実だとすると、菅前首相は、自国の防衛やエネルギー政策を危機にさらしただけでなく、他国(……しかも日本なんぞと違って格段に危機意識の高い国)が、懸命に自国防衛のために日本の技術を導入しようとしたところに、首相自らとんでもないイヤガラセをかましたことになる。
 まったく、ベトナムの皆さん、ほんとうにすいません、と謝りたくなるような所業。ひたすら日本人として恥ずかしい。

 ……とまあ、これだけいろいろのことをやらかしていて、何一つ反省などしていない、前首相。
 それもそのはず、
 唯物無神論の哲学や思想の人びとにとっては、世界は理不尽かつ不条理で、悪いことなどやったもん勝ちだと信じている。
 ところがどっこい、世界を本当に支配しているのは因果の理法。
 しかも、ちょっとやそっとで、その法則は眩ますことはできない。
 因果の理法というのは、言葉をかえれば、
 「とある人が、大勢の人を傷つけたときに、誰がさばくでもなく、自分の深い潜在意識のさらに奥にある仏性部分が、人を傷つけたことで傷みを覚え、自らを罰する運命を選択していく」
 という言い方をもされている。
 因果の理法から逃れるとは、”ほんとうの自分”から逃れるに等しく、そのようなことは不可能なのだ。
 さて、空海様の霊言による「さわり」が、どんな形で降りかかってくるのか。
 この際、菅前首相のこれからを、とくと見届けさせていただきたいと思っている。
 (……ただし、たのむから日本を巻き添えにしないで下さるなよ、とも、節にお祈り申し上げる次第である) 

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