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2011年9月末 臨時国会まとめ(2) 早くも出た、野田首相の残念な「本質」
- 2011-10-04 (火)
- 幸福実現党観察日記
さて、こんな「逸材」ばかりのなかで、まともにみえる野田首相。
実は、とんでもない失言をしている。
マスコミはとりあげないが、見た人は分かったはずだ。
はやくも、この国会で、野田首相が、ぬるりとしたどじょうぶりを発揮し、見ている人間に強烈な不快感を与えている。
まず、前回の更新で引用した、森まさこ議員が山岡大臣を追求した際の野田首相の発言。
ここで、野田佳彦首相は、山岡氏の任命責任に関し
「豊富な政治経験を踏まえて職責を果たしていただけると思う」
と述べている。
……えっ!? いきなり耳を疑った。
いま、閣僚がマルチ商法を推進して大勢の人びとからお金を巻き上げる企業を応援していたことが問題になっているのだ。
その回答として、何のことだ、「豊富な政治経験」って!
マルチ商法を応援したことか? それが豊富な政治体験なのか?
これだと、まるで
『マルチな詐欺商法を勧めた議員だから、「消費者行政担当相」にふさわしいんだよーん!』
と、国民をばかにしたような答弁ではないか。
これだけでも良識を疑うが、野田首相、決定的なのが被災地「福島の親父」の、吉野議員の質疑に対する答え。
この吉野「おじいちゃん」議員の福島弁まじりの質疑、必死で被災地を救おうとする熱情が感じられ、胸が熱くなるが、それに対するあまりの民主党の冷たさに、本当に聞いていて憤りの涙が出てくる。
【9.26 衆議院予算委員会 吉野正芳議員】
上手く再生できない場合、以下のリンクからどうぞ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15720782
涙が出るような吉野議員の必死の追撃をご覧あれ。
5分ぐらいからのやりとりがすさまじい。
大意を要約してみると、
吉野議員「東電が対応したといっても、被災地では、お金が足りない。
この大災害に対して、国が仮払いするべきだといった「仮払い法」を、自民党の協力で七月に通過させたが、法律ができて、二ヶ月過ぎてもあなたがたは何もしない。
予備費と 第三次補正予算で手当てすると言っていたではないか。
言葉とやることが全く違うではないか」
平野大臣「基本的に東電が対応すべきだろう。福島からは福島独自の基金を作りたいという強い希望がでている。中身については調整中。」
吉野「あなたは何を言ってるのか。
議長、担当大臣は法の趣旨を全く理解していない。立法府で立てた法律を実行しないとはどういうことか。
野田首相、あなたは、財務大臣時代、予備費を使うことを想定に入れているといったではないか。
この法律は「緊急措置法」なのだ。緊急なのに、この基金をなぜ予備費でできない!?
予備費はまだ8000億ある。
なのに、なぜいますぐ、法律に基づいた福島へのお金を、1000億、2000億、予備費から使えないのか。」
これに対する野田首相の答弁は、
野田「予備費を使うことも想定に入れるとは言いましたが、予備費を使うとは言ってません」
……なんだ、これ!
「想定していると言ったが、使うとは言ってない」 だと!?
野田ドジョウ首相、最大級の悪辣な言い逃れである。
……福島県民全員が怒っていい。
被災地では、これから厳しい冬が来る。
去年三月に被災したときに、雪の降る映像が映ったため、毛布が送られてきて「これから暖かくなるのに使えない」と言われていたのが、今、使わざるをえなくなったという話を小耳に挟んだ。
民主党が「盆前には……」などと言っていた被災者の救済は、未だ行われていない。
被災者の生活保護は次々打ち切られ、大勢の人が仕事にすらつけないでいる。本当に寒い、寒い冬がやってくるのだ。
なのに、野田首相は、自分の保身で言い逃れることしか考えていない。
これなのだ。
これが、野田首相という人の本質なのだ。
これが全く報じられず、「自民党は何もしていない。自民党が足をひっぱっているから復興できない」と大音量で流しているのがマスコミだ。
そしてそのマスコミ応援団の陰に隠れて、野田首相は泥にもぐりつつげるのだろう。
なるほど、保身のために泥に潜るというならそれでもいい。それも生き様だ。
だが、それはその行動で、誰も傷つく人がいないときにのみ許されることではないのだろうか。
過去世のリーディングからして、この人は大勢の人の命を預かったことがないのだ。
そのため、大きな立場に立ったとき、自分の保身のみを行うことが、どのぐらい恐ろしい結果をもたらすか、考えたことはないし、考えようともしないのではないか。
もう一つ、言わせていただければ、野田首相以下、閣僚は全員、天狗になっている。
「野田首相は、松下政経塾が大きな看板であったはずなのに、松下翁に感謝の言葉を一言も出していない」、ということが、幸福の科学からの指摘であったが、未だ感謝の言葉は聞かれない。
これは閣僚も右へならえの感があって、一例として、朝霞の公務員宿舎が問題になっていたが、
【蓮舫氏、批判噴出の公務員宿舎建設認める「私が了としている」】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110930/plc11093012150011-n1.htm
の記事より、『「行政刷新担当相の私が了としている」と述べ、建設を見直す必要はないとの認識を示した。 』
といった発言が出てくる。
「私が了としているのだからいいのだ」とは、「何様だ!?」と言いたくなる傲慢ぶりだが、ほかの閣僚も「私は了としている」という言葉を使っていたことから、野田首相以下、閣僚全員がうかれはしゃいだ「天狗」状態なのではないかと推測される。
マスコミにイメージされた腰の低い実直な野田政権の姿は、そこにはない。
目を凝らさなければならない。
こんな人物の集まりだから、野田首相が就任したと同時に、天意は幾つもの台風を日本にぶつけ、大川総裁いわく、「天は『これが返答』と意思表示した」のだ。
大川総裁は、野田政権発足後、「不況に打ち克つ仕事法」の講義を行い、その冒頭で、
総裁「私ははっきりは申し上げない。だが、野田政権発足直後に行う幸福の科学の講義はこれですから(手にした書籍「不況に打ち克つ仕事法」をあげる)。
はっきりは申し上げないが、察してください」
という趣旨の言葉を述べ、
「どんな不況でも出世し、成功していくすべはある。世の中が不況でしかたがないときにこそ、幸福の科学の方々には逆風をぬってぐんぐん出世・成功していただきたい」
という趣旨のエールを、会員さんすべてに送っていた。
書籍に書いてあることで、てっとりぱやく一人で実践できそうなのは「体力の維持」と「語学の学習」、信仰あたりからだろうか。
まだまだ暗い世情は続きそうだが、就任当初から、野田内閣の本質を見破り、かつ、「それでも私たちは生き残る方法はある」と道を説く宗教家がいて、その存在を知っていることは、それ自体で一つの光の射す「出口」を知っていることだと、そんな風に思いながら今日も総裁の書籍を読みふけっている。
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