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菅首相「一億二千万円の献金問題」で、ネット世論に火をつけた「月刊ザ・リバティ」

 この二週間の菅首相をふりかえってみる。
 まず、七十日間の延長が決まった途端、いきなり「連日国会が開かれない」という事態に唖然とさせられた。
 ようやく国会が開かれるようになったら、今度は、閣僚が誰一人おらず、首相がたった一人で答弁に答えるという、見たことがないような図を見せてくれる。

 逆に、他の閣僚が出席している時には、首相が無視されて国会が進んだりしている始末。
 ……史上類がない展開の続出である。

 そんな中で、民主党にとって、これが広まれば、チェックメイトに等しい問題が暴き出された。
 それがこちら、
【7月13日 菅総理、鳩山元総理 日本人拉致事件の容疑者家族の政治団体に献金していた】
 というニュース。 
 事情がよく分からない、と言う人は、以下のラジオをお聞き頂きたい。
 独立総合研究所の青山繁晴氏が、この問題のこれまでの経緯と、ことの重大さを、非常にわかりやすく解説している。

http://rkbr.jp/stamina/aud/st-wed-1.wvx (クリックするとすぐ音声が聞けます。RKBラジオhttp://rkbr.jp/index2.htmlの番組「スタミナラジオ」水曜版より。ポッドキャストでの配信もあり)

 ……これは強烈。
 「日本人を拉致した容疑者の親族が所属する北朝鮮がらみの団体に、民主党が、党としてのお金を数千万、寄付していた」という、信じられない事件。
 あまりにひどい話に、ネットを知らない人からは、
 「いや、そんなのネットのデマでしょう、だってそんな大事件があるんだったら、マスコミでとりあげないはずがない」
 という反論が出るのは想像に難くない。
 いや、デマではないのである。
 以下の動画をご覧あれ。
 これは、菅首相が「民主党は拉致に関係した団体と連携している」ということを明言した国会のシーンを、抜き出してアップロードした動画である。

You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 なお、この動画のタイトルが可笑しくて、
【西田昌司「民主党が目指してるのは国家の解体じゃないか!」(副音声) 】というのがタイトル。
 (上記のリンクが死んでいた場合、この動画名か、「副音声 西田昌司」で検索すると、ニコニコ動画などにも上がっているのでそちらをご覧下さい)

 ……「副音声」というのは、この場合ヤジのことで、西田議員が、質問者のすぐ近くの席から、実にクリアーな声で、気分がすっとするようなつっこみをガンガン言っているのである。 (画面下に、ときおり黄色の文字で書かれているのが西田議員の発言)

 さあ、最近、さまざまに菅首相を叩いているふりをしているマスコミ。
 この件に関してだけは、マスコミ全社が箝口令をしいたかのごとく、断固として触れようとしない。
 こればっかりはテレビも新聞も貝のように口を閉ざしている。
 ……その事実が逆に、ことの重大さを示している、とは言えまいか。
 テレビが伝えなくとも、ネットではこの話、誰知らぬ者がない民主党の醜聞として広まっているのだ。

 ところで、この件のネットでの拡散に関しては、じつは幸福の科学の月刊ザ・リバティが、一役買っている。
 というのは、この件に関して、日本で一番大きな掲示板である2ちゃんねるに立てられ、物議を呼んだスレッドについて、その書き込みの最初を引用すると、

――以下引用――

【菅総理、国民の税金である政党助成金から1億2000万円を北朝鮮の組織に献金していたことが判明】
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1310646568/

1 :名無しさん@涙目です。(兵庫県):2011/07/14(木) 21:29:28.02 ID:PRoxgvda0 ?PLT(20002) ポイント特典

菅直人首相の資金管理団体「草志会」が北朝鮮とつながりがあるとみられる政治団体「政権交代をめざす市民の会」(以下、めざす会)に計6250万円の政治献金をしていた問題で、献金の原資が国民の税金から出ていたことが分かった。
13日付産経新聞が報じている。
2007年、民主党が6回に分けて草志会に計1億2390万円を献金、さらに草志会がめざす会に5000万円を寄付していた。
また、民主党は07年から09年にかけて草志会に計1億4980万円献金、同期間に草志会はめざす会に計6250万円を寄付している。

政党助成法に基づいて一定の要件を満たした政党には政党交付金が配られるが、この原資は国民の税金だ。
「政権交代をめざす市民の会」は、政治団体「市民の党」から派生したもので、市民の党は、日本人拉致事件の容疑者とよど号ハイジャック犯の間に生まれた息子が所属しており、北朝鮮と関係が深い。

また民主党政権は、基準を満たせば朝鮮学校にも無償化を適用すると決定しており(現在指定手続き停止中)、一方で日本国民には増税しようとしている。
日本はいつから北朝鮮に“朝貢”する国になったのか。

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2394
――引用ここまで――

 ……これが、今回の民主党の醜聞を多くの人が知るきっかけとなったであろうスレッド。
 ここで、青山氏や国会の場で語られた金額の倍、「一億二千万円」という驚愕の数字がすっぱ抜かれている。
 この数字を目にしたネットの衆は、今までと桁違いの衝撃の数字に目を奪われ、この話は一気に広まった感があるのだが。
 ……この投稿の最後のアドレスをみていただくとわかるが、じつは、このニュースの出所は、
 「幸福の科学・月刊ザ・リバティ」
 のweb記事がソースなのである。
 その前の文章の引用は、すべてリバティのweb版の記事そのままである。
 ……小生、素直に感心した。
 2ちゃんねるでソースとしてリバティの記事が引用され、スレッドが伸びたのを見たのはこれが初めてだ。
 ソースとして、記事が引用される、というのは、ネットにおける信用の証である。
 この一記事、特に「一億二千万」の数字のすっぱ抜きは、菅政権に対して「あってはならぬ!」とネットの衆に説得する強力なソースとなった。

 「よくぞ書かれた、月刊ザ・リバティ、大金星!」 と、お慶び申し上げたい。
 
 さあ、菅首相、「脱原発」で有頂天、我が身は安泰とばかりに、数千万円使ってなでしこジャパンの決勝戦を見に行こうなんて考えている場合ではないですぞ。(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00203489.html ←それにしても、この時期にこんな阿呆な計画があったとは……「記事を読むまで信じられなかった」という書き込みがあったが、ホントですなあ)

 マスコミ応援団がいくら内密にしようとしても、ザ・リバティの打ち込んだこの一撃は、またしても大きい波を引き起こしている。
 またしても、というのは、前回、五月の「大川総裁の声明→大規模な実現党のデモ→不信任決議案」の流れのように、という意味である。
 この話はすでに既成事実としてネットに広まった。
 そしてそれが、次なる官邸への「津波」として、押し寄せていきそうな気配が、ふつふつと高まってきているのである。

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