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2011-05

英語力増強法(5) 英会話は「推測」で制する!

 では、実際の英会話においては、どういう心がけでいけばいいのか。
現実に、世界では、いやアメリカ国内だけに限定しても、多種多様な人種が多種多様な「英語」を使っている。
 なまりもひどければ、スピードだって速くて、発音だって目茶苦茶。
 こんな世界でどうコミュニケートしたものか、もうお手上げだ、という気分になる。
 ここで、総裁は、
 大川総裁「わからないことに耐えて下さい」
 と、語る。そして、
 大川総裁「相手がなにを言いたいのか、わかる単語やしぐさ、表情など全体をみて、guess,推測すること」
 「これができれば給料が取れます。できなければ給料が取れません」
 とも言い切る。

 このあたりのエピソードはまことに面白く、総裁は、サンフランシスコに法話にいったときに、前日、移民らしいマッサージ師の人を呼んだら、その人の英語がupとdownしかわからず、翌日の説法が不安になった、とか、
 そのとき、今の国際局長が、当時、国際の部長で、ホテルのロビーで、「フロントの英語が分からない、先生どうしたらいいでしょう」と聞くので
 総裁「僕だってわからんわ」(笑)
 職員「実はニューヨークの英語も難しいんです」
 総裁「当たり前やないか。ニューヨーク英語、全部、聞けてたまるか」というやりとりの後に、
 総裁「要は、重要な単語をいくつか当てればいい」 「前後から見て大体こういうこと言ってるに違いないとヤマを当てるんだ」 「それで十分」
 と伝授したところ、その職員氏はいま、肝が据わって、国際局長としてものすごく仕事ができている、という話、
 また、それとは別に、これまでの十年、英語は「文法的にきっちりと」という厳しいしつけをしていた間、伸びなかった伝道が、「大意が伝わればよし」という伝道に切り替わり、あっというまに伸びて、国内外の信者数が逆転する、という事態になっている……
 という実例の数々があげられる。
 この逸話は、現実にいま世界中で何万人も信者を増やしている団体の実例だけに、説得力がある。

 なお、洋行を経験しなくとも、こういうことができる人たち、というのは国内にもいると思われる。
 小生の周囲の某夫人は、カタコトの英語と、身振りをもって、アフリカの人ともオーストラリアの人ともカナダの人とも意思の疎通ができてしまうらしい。
 あまりのコミニュケート能力で、目撃した周囲の人たちがその都度唖然とさせられている。
 こうした人たちを見ていると、まことに「熱意」と「肚(ハラ)」が、会話疎通の重要な鍵であることを、感じざるを得なくなる。

 ……ところで、この講義に出てくる、「英会話の推測」の練習が、ほんのちょっとだけできるページがあるのでご紹介しておく。
 ネットで話題になったことがある、とある英会話の教材の宣伝ページ。
 教材名は、徳永哲士氏の「英語3段とび吸収法」。
 教材を開発した徳永氏は、TOELE満点近くをとって海外に渡ったにも関わらず、現地の学生達の話の内容が全く理解できずショックを受け、やがて「英語はわかる単語から推測する」「英語は三分の一わかれば、全体が分かる」という英会話のコツを体得。
 そこから、ネイティブの会話を4段階のスピードで流し、しかも単語の一部だけを聞いて推測する技術を磨く教材を作って販売し、それがヒット。
 徳永氏のこの教材は月一万円と高額なので気軽に購入というわけにはいかないが、販売ページ
 https://www.edge24.com/2010/index.html 
 の半分あたりにある、「サンプルオーディオファイル」のリンクから、コーヒーショップでのネイティブスピードの会話が聞けて、そのすぐ下に、その会話を「いかに少ない単語で推測するか」についての具体的なやり方が出ているのでご参考にどうぞ。
 ……ただ、小生はこれ、前に人からお借りしてやってみて、あっさり挫折した経験がある。
 この教材じたいは良かった(ただちょっと価格の割に英会話の例の量が少ないような気がした)が、うまくいかなかったのは結局、『英会話で意味を推測するには、最低限、推測するための単語を聞き取る力が必要』であるのに、そこまで自分が達していなかったことと、あとは「分からないことに耐えられなかった」ことではなかったかと思う。

 結局、toeicみたいなテストでそこそこ取れるようになるまでは、当座、まだまだ学園の英会話CDと教材で頑張らんといかんなあ、と思っている昨今。
 これだけ優れた教材が幸福の科学から出ているんですから、あとは努力、努力、また努力ですな。
 くたびれて帰って来た日も、気を取り直して、ちょっとずつ、「Memorize all the sentences in this book!」(←高校基本英会話入門 本文より)……の指示にとりくみましょうか。

 ……次回、あと一回、「単語の学び方」についてだけ、更新できたらさせて頂きたいと思います。

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