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『地球物理学者・竹内均の霊言―日本沈没はありえるかー』より

 東日本大震災、発生から1カ月。
4月11日の警察庁の午前10時の報告では、死者は1万3116人、行方不明者は1万4377人。併せて二万七千人程度、という、その恐るべき死傷者数がようやく明らかになってきた。
 小生の親戚にも、一軒、まだ、どうしてもも安否の確認ができない一家がある。

 そんな中で、最近、某ブログでの書き込みが話題になった。
 それは被災した若者の本音の言葉であった。
 すでにあちこちに引用されているが、ここでも一部を引用してみる。

 ……『おまえ、家ないのに頑張れる? 服も漫画も、化粧道具も、アルバムも、大事にしてたもんも、全部いっきに無い。よし、頑張ろう! って思える?』
 『CMとかで、頑張れ頑張れとか、「一緒に頑張ろう! 1人じゃない!」とか。いや、おまえら家あるじゃん? そのCM撮ったら家帰ってるじゃん。仕事もあるじゃん』
 『俺、1人で逃げてきたわけ。誰も助けなかった。おばちゃんとか、何人も追い抜いて逃げた。重そうなもの持ってる人とかもいたのに。もう100万回くらい、100通りくらい後悔している。』
 『そんな俺たちがさ、避難所で、CMでアイドルや俳優を見てさ、「一緒だよ、1人じゃない」とか言われるたびに、ああ、あの世界は自分たちとは、もう全然違ってしまったんだと思う。家がある人の言葉だなーと』
 『正直、ボランティアに「ありがとう」とか言うのも苦痛』
 ……ほか、悲しいつぶやきが、そこにはずっと並んでいた。読む人によって様々な感想があるだろう。なんともいえない気分にさせられる記事だ。
 (元記事はhttp://anond.hatelabo.jp/20110407001402、それに対する諸感想はhttp://blog.livedoor.jp/news4vip2/archives/51774020.html )
 テレビをつければ、この四月、家を失った小さな子どもたちが、まるで戦時中の疎開を連想させる姿で、見知らぬ県にちらばって、そこで入学式を迎える映像が流れてくる。
 まだまだ、涙が出るような知らせばかりが届いてきて、本当に日本人全員が傷を受けた、と感じる。
 だが、とにもかくにも、日本人は最初の一ヶ月をのりきった。そして、ようやく、「復興」という単語が、人々の口になじみはじめた、ということはいえるだろうと思う。

 そんな折、幸福実現党で霊言が出版されるのでご紹介しておく。
 幸福の科学としての霊言は数多く出されているが、こちらは久しぶりの「政党霊言」になる。
 なんと、この時期に、幸福実現党にて大川総裁が呼ばれたのは、竹内均(ひとし)教授の霊言であった。
 あらためて、大川総裁のセンスの良さを感じる。
 どんな人なのかよく分からない、という方もおられるかもしれない。
 大川総裁は、霊言の前のマクラに語られておられるが、竹内教授は、旧作の映画「日本沈没」に、自ら出演・わかりやすく解説した「日本沈没論」「プレートテクトニクス理論」の最もポピュラーな専門家である。
 専門家であるだけでなく、教授は生前、長きに亘って、ご自分が専門の科学的知識全般をきわめてわかりやすく我々に教え、普及して下さった。うちの書棚は、一段まるまるNewtonのバックナンバーで埋まっている。(あれは本当に神雑誌)
 一方で文系の著作も充実している。小生も、はじめて読んだ知的生き方文庫の一冊はこのひとの「自助論」の翻訳で、以来、竹内均著作の文庫・新書を、これまた書棚もう一段ぶん集めてはいつも何か一冊持ち歩いていた。
 要するに、この方は文系理系の知識を戦後日本人全員に分かち与え、日本の知力全体を、がっつりと大幅に底上げして下さった、「日本人全員の先生」の一人なのだった。
 (wikiページはこちら。読むとあらためて凄い人だったなあ、と胸が熱くなる。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%86%85%E5%9D%87#.E7.A7.91.E5.AD.A6.E3.81.AE.E5.95.93.E8.92.99.E6.B4.BB.E5.8B.95)

 その霊言の収録は3月17日。
 幸福の科学総合本部で、えんじ色の半袈裟に黄と黒のネクタイをしめた大川総裁が合掌すると、招霊を受けた竹内均教授は、いちど、顔をひくっとされ、セキをしてから、
 「久しぶりかなあ」
 と、一言。
 ああ、もう二度とこの人の話は聴けない、と思っていたのに……思わず目頭が熱くなる、竹内均ファンにとって泣きたくなるような、貴重なロング・インタビューがはじめられた。

 論点は、多岐に亘って、目からウロコの情報もかなり入っていて、是非ご一読頂きたいが、今回の地震について、また、表題の「日本沈没」に関して、
 結論から言うと、「プレートテクトニクス理論からすれば、日本列島が海没することは構造的に決まっている。」
 というのが竹内教授のお考え。
 教授は、さらに、今回の地震について
 「人災という名の天罰」
 「民主党地震」
 などという強烈な単語をちりばめて、民主党と、それを選んだ日本について厳しいことばを語られている。
 しかも、気の重くなるような予言はまだ続く。
 「太平洋岸は地震で、日本海岸は侵略・国防で責められる、挟み撃ち状態が今後起きるだろう」
 「日本存亡の危機だ。だからいま、あなた方が戦っているんだろう? だが、その力が及ばない。
 それは、あなた方の力だけでできるものではない。民意がそれを後押ししなければ。」 
 「このまま日本が唯物論・無神論国家として沈没するのをよしとするのか、踏み絵を踏まされている。
 よしとするなら、地震で沈もうが、中国の属国になろうが、容赦はしないという形が起きるだろう。」
 等々。
 きわめつけは、
 「地球全体から見れば、日本の島国など、沈もうが浮かぼうがたいしたことはない。
 ここに、地球にとってどうしても必要なもの、繁栄の種(たね)がなければ、日本に存続の意義はない。
 日本が、ギリシャのような聖文化の発祥の地としての確立が出来なければ、どのように料理されても仕方がない」
     (以上、引用、要約・小生。全体に、目からウロコの話が目白押しなので、時間があれば一つ一つ記事にしたい)
 
 ……竹内教授の霊言の主張の核は、ひとえにここにあるように思われる。
 もしも、このまま、日本が本当に世界にとって意義のある存在にならなければ。
 それだけの精神性をもたなければ。
 この震災は、終わりではなく、始まりに位置づけられることだろう、と。
 けして仰々しい口調ではなかったが、それは、あまりにも厳しく重い警告だった。

 ふりかえって、冒頭の、深く傷ついた若者の心境を思う。
 あのつぶやきを読み終わった後に、ふたたび竹内教授のノートを読み、幸福実現党の主張を見ると、幸福の科学の正論が、いったいどれだけ日本人の、傷ついた人々に届くか、その難しさに気が遠くなりそうだ。
 だが、昔から、大きな不幸があったときに、現場にかけつけて、傷ついた人々の厳しい言葉を受け止めて献身しつつ、道を説いていくことが、昔からの信仰者の仕事であった。
 その直系である、大川総裁もまた、ひるまずに主張を繰り返しており、弟子たちはといえば、まったく報道はされないが、義援金寄付はもちろん、それぞれが物資を携えて、他団体のボランティアとともに、現場に入っている。
 いよいよ始まった、日本を襲う国難の来襲に、ただ、教え一つを携えて立ち向かおうという、いにしえの信仰者の道を、総裁のお弟子たちもまた、歩みはじめたのだ。
 今後、この国がどういう未来を歩むかは、幸福実現党と幸福の科学が今一度、「いかに日本人全員を説得できるか」にかかっている気がする。民主はもちろん、自民でも、この国を支える精神の柱となるのは難しいだろう。一年半前に誤った選択をした日本は、まだそのあやまちに気づいていない。衆院選から一年半経って、あのとき、実現党を選ばなかった国民を、ひとりひとり、説得していくはてしない仕事が、これからの実現党には待っている。
 
 そして、今年にはいって、大川総裁は確実に、幸福の科学という団体に、かつてない大きなイノベーションをかけようとしている。団体の舵を大きく切ろうとしているのがはっきりわかる。より強く、より深く、この国を変えるための組織を作り直そうと考えておられるかのようだ。

 映像に映る瓦礫の街をみるにつけ、伝説のパンドラの箱が開いて、放たれた災厄と共に、存在する最後の希望について、祈るような気持ちで考えずには居られない、そんな震災一ヶ月の日々である。

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