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菅政権存続、その瞬間の二枚の写真

●菅政権成立した瞬間のドル円相場

 昨日の総裁選に関して、パソコン画面・テレビ画面を取り込んだキャプチャー画像を何枚かご紹介。

 まずこの一枚のキャプチャーから。

 政権存続決定直後に奈落の底に落ちるように円高が加速した瞬間である。
 ……すごい、の一言。
 菅氏への、底なしの信用のなさがグラフになって現れている。
 なお、菅首相の地元では、同時刻に大雨が降り出した。ご祝儀相場という言葉もあるが、土砂降りに加えてこのグラフでは天にも地にも期待されていないのだろうなと痛感する。

 そして、その瞬間の小沢氏。

20100914小沢氏の顔

 目。
 小沢氏の目。
 なにかやりそうな、怖い目だ。

 勝てたはずの議員票でも逆転されてしまった小沢氏。
 議員票投票の前に、すでにサポーター票の結果がリークしていた、という話がある。
 確かに漏れていたのだろうな、と思う。
 リークがなくとも、小沢氏にとって、逆風もいいところの風が吹き荒れた戦だった。

 そして微妙な結果になった。
 民主党の議員たちはそれぞれ、地元の支持者からは「絶対小沢に入れることは許さない」と言われていたことだろう。
 しかも、「総理大臣効果」といって「総理の肩書きは国会議員百人に相当する力がある」といわれている。
 ところが、その総理を相手にしてもほぼ過半数の国会議員票をもぎとった小沢氏。

 小沢氏がどう動くか分からないから、菅首相の勝利に終わったにもかかわらず、今日のマスコミやネットでは全くコメントがバラバラですっきりしない。

 書籍、「小沢一郎の本心に迫る」(小沢一郎の霊言)の最初のほうで総裁が語られたように、結局、今後の政局を握っているのは次の小沢氏の出方なのだなと思い知る。

 ちなみに、小生の伴侶の解説は
 「議員票じゃ僅差に見えるけど……まあ、大敗とも言えるよね。
 勝てるはずの議員票で負けている。ここが辛い。
 とにかく一般にすりこまれたイメージが悪すぎる。
 小沢さん、これで党を割って出て、はたして何人ついてくるかどうか……。
 腹をさすって、小沢さんは、次の機会を雌伏して待つ、というのもありかもしれない。」

 一人の悪党が、悪行の限りをつくしているときには絶大な強さと運に恵まれているというのに、翻心して善行を行わんとしたときに、その力はふるわず敗北を喫して神仏の名を呼びながら生命を断たれる。
 こうした図式は、古今の悲劇にはよくある話ではあるが、それを実際に目の当たりにするとは思わなかった。

 しかも、そこに日本の浮沈がかかっていたのだ。
 まだ少し、日本は浮かび上がれないままとなるだろう。
 ようやく酷暑が引いてきたが、まだまだ厳しい日々が続きそうだ。

 ところで、面白いキャプチャーがあったのでもう一枚。
20100914 菅氏と小沢氏の顔、鳩山由紀夫と書かれた投票用紙

 開票前の菅首相の顔をみると、やはり、事前に一般票がリークしていたのだろうな、と思われる安堵と余裕の笑顔だし、
 一方では瞑目して仏に祈るが如き小沢氏の表情。

 しかし、なにより「えええっ!?」と思ったのは、
 大写しになった記入済み投票用紙の一番上に「鳩山由紀夫」と書かれてあること……。
 ……あの、これ、議員票ですよね?
 ……しろうとのサポーター票じゃ、ありませんよね? 
 (あらためて凄い党ですね、民主党は)

 そしてもう一つ意外なトピックを。
【蓮舫氏「尖閣諸島は領土問題」、一転「わが国固有のもの」と発言修正 】
href=”http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100914/plc1009141742012-n1.htm “>http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100914/plc1009141742012-n1.htm

政府は「領土問題などない」などとふやけたことを言っているところに、一転、蓮舫議員のこの発言。
 まさかの人物のまさかの発言に驚いた。
 どうしてこの人は考え方を変えたのだろう。いや、ありがたいことではあるのだが。
 「次の東京都知事」とまでいわれている彼女の突然の翻意には、引き続き注目していたい。

●発売翌日、定価より高い値段で取りひきされた「小沢一郎の霊言」

 さて、今回の総裁選でも動いたのが実現党。

 「小沢一郎の本心」を九月八日、緊急出版した。

 発売と同時に、産経新聞には広告が載ったが、ほかの新聞社からは音沙汰がない。
 あたかも、地上にそんな本など存在しないかのような扱いは、伴侶曰く、「どっちが勝っても恨まれたくないから、なのだろうか。」
 相変わらすの亡国マスコミ、日本が中国の傘下に入ったら、自由に記事は書けないでしょうに、それでも目先の保身はとまらない。
 マスコミは、来年から倒産していくというが、マスコミの滅びとともに、マスコミ型民主主義の滅びが来て、二〇一二年ぐらいまでに国論を変えることに間に合っていただきたいものである。

 なお、この書籍は多くの国会議員に献本されたそうであるので、これに目を通してなお菅氏をえらんだということは、やはり民主党の議員の多くが愚者と亡国の徒で構成されている、という明確な判定が出たようなものである。

 ところで、水面下、インターネットでは、発売の翌日にはこんなコトになっていた。
 九月九日、AMAZONの画面をキャプチャー。(あっ、しまった、画面に日付が入るようにキャプチャーしそこねた! けど、AMAZONのサイトに行った方は間違いなくおわかりだろうと思いますが、間違いなく九日の画像です。)

小沢一郎の本心 売り切れ 
 
 比較のため、総裁の新刊二冊分の画面を切り取ってアップ。
 上の段の新刊の「中古品」は、定価の三分の二という妥当な値段。 
 それに比べて、下の段、「小沢一郎の本音」の、「中古品」価格がすごい。
 なんと、発売翌日で品切れとなり、売値を超える「2980円」の値段がついた。
 うちの近所の書店でも、三冊しか残っていなかったし、新聞が押さえても押さえても、徐々に人づてに広がる影響力を示しているのではないだろうか。
 日本にジワジワ影が広がっている半面、実現党の勢力も少しずつ広がってきていると、手応えを感じる一幕だった。

 (【AMAZONのシステムについて、あまり詳しくない方のためにご解説】
 さて、この画面の
 「中古品 ¥2980」
 の値付け。
 これは、AMAZONがつけているのではない。
 
 この値付けは、一般の「せどり」といわれる人たちがつけている。
 ここでいう「せどり」とは、昔からある、「古書に詳しい達人の古本屋」というニュアンスの職種ではない。
 インターネットの「せどり」とは、何年か前から、ブックオフの百円コーナーで古書を仕入れ、AMAZONの古書出品(マーケットプレイス)やネットオークションで古書を出品している人たちのこと。(AMAZONの中古書売買システムは、売るにも買うにも利用が簡単なので小生もよく利用している)
 こういう「せどり志望者」対象に、何万もする高額な「ネットせどり用お金儲けマニュアル」 (←高額だが内容はほとんど詐欺) がpdfデータの「情報商材」として数え切れないほど販売され、そこではしばしば
 「書籍の売上げ順位が一万位以内の商品や、ホットな商品は、品切れになったら五割増しの高値で出品せよ」
 「絶版本は競合がなければ、五倍から三倍の値段をつけて売れ」
 みたいな「ご指導」が書いてあるようである。
 ちなみに、土屋書店から出ていた大川総裁の「ピカソの霊言」を、東大卒のせどり屋が五千円の高値で売っていたのを見たことがある。
 ……こうした値付けは、買う側の本好きにとってはまことにありがたくない「ご指導」だが、
 そうした事情を考えると、今回の値付けは、信仰のかけらもなく、カネのことしか頭にない、一般のせどり屋のシビアな視点からみても、
 「小沢一郎の本心」が「超ホット」と判定されたといってよい。

 なお、総裁選が終わった2010/09/15現在、この本の中古の価格は定価に戻っています)

【私信】……ようやくクーラーが要らない気候になり、体を起こしてパソコンがうてるようになりました。
 最近、早く、海外の宗教チャンネルのように、自宅で総裁の新作御法話が普通に視聴できるようにならないかとため息をついています。
 そこへ突然、うちにGoogleアドワーズから、「今月限定で、五千円ぶん、無料でGoogle検索の広告枠に広告が出せますよ券」というのが送られてきました。
 Googleアドワーズとは、たとえば、私たちがGoogleで「小沢一郎」とか「民主党」とかで検索すると、検索結果の最上段や右端にいろいろなサイトがのっています。あれは広告で、見た人が興味を持ってクリックすると、広告費として十~二十円とられます。
 その五千円タダ券が送られてきたのです。
 せっかくですから、これを使って、実現党関連の書籍のAMAZONなどの販売ページにアクセスを集めようかと思います。
 「うちもサービス券、送られてきたぞい」という方、ご一緒にがんばりましょう。

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