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韓国への文化財の返還について

●韓国への文化財の返還

 選挙が終わって二週間。

 政局は次から次へととんでもないことになっていて、この国が三年ぐらい後には疲弊しきっているのではないかと胸の痛む話題ばかりだ。

 目下の話題は「菅首相の韓国への謝罪」。
 菅首相が首相として五回目の謝罪を韓国にしてしまった。

 ところが、面白いことに、「補償に関してはどうするのか」という話になった途端、手のひらを返したように、菅首相が突然、『日韓の補償問題は「解決済み」である』と言いだした。

 韓国サイドの市民団体は激怒するわ、民主党の支持者も「なにがやりたかったのか」「村山談話の上を行こうとして失敗したのでは」などと批判が出された。

 「まるで鳩山首相の沖縄問題のようだ。
 あのときも、原因が不明ながら、突然、沖縄の基地問題で手のひらを返した」
 「おおかた鳩山同様、誰かにいれぢえされたんだろう」

 ……等々の憶測が飛んでいるが、前回、鳩山首相の手のひら返しは、明らかに幸福実現党の言論が原因であったため、今回の真相もちょっと興味深い。
 実は菅首相、相当幸福の科学を気にしておられるようだし、今度もまた、大川総裁の書籍が絡んでいても全く驚かない。

 しかし、お金の補償はとりあえず免れたが、首相は『韓国由来の文物「返還」する』と言い出している。

 これが韓国の反日感情に火に油、といった感がある。
 韓国のマスコミは「略奪した文化財に執着する日本」「東大寺正倉院に韓国文化財が隠されている」http://www.daejonilbo.com/news/newsitem.asp?pk_no=869367と称していて、今回の「返還」に関しては、
 『「法隆寺百済観音像」などの国宝数十点も検討の対象に挙がっている』
 という噂(←頼むからウソであってください) までが出ているしまつ。

 実現党で出されている霊言では、龍馬をはじめ「外交問題では日本として屈辱的な事件が起きる」といっていたが、早くもいやな展開になり始めた。

 なお、一旦手放したら最後、「韓国の文化財管理のずさんさはよく言われることであり、たった60年ほど前の自国の国璽や憲法の原本すら紛失しているので、お渡しした「宝物」はめちゃくちゃにされてしまいかねない」という不安の声も聞く。( 確か今回、日本が韓国に渡す「朝鮮王室儀軌」というのは、コピーであって、韓国の原本は失われているのではなかったか。)

 しかも、韓国メディアでは、日本が「お渡しする」というのをわざわざ「略奪したのを変換する」と誤訳して大々的に喧伝しており、『【取材日記】「菅首相談話」わざわざ誤訳した韓国外交部 http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132063&servcode=A00&sectcode=A10 』 あいかわらずの国民性にげんなりしてしまう。

 それを応援するかのように日本の左翼新聞も、
『併合により五百年続いた王朝は滅びた。植民地時代末期には学校で日本語だけを教え、
名前も日本式に変える創氏改名を強要した。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010081102000009.html
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2010081102000007.html 』(中日新聞)
 などと、嘘の歴史を書き立てているしまつ。
 確かに、韓国の人々にとって、歴史の改竄は得意中の得意で、最近では「肉じゃがは千年前から韓国にあった(ヨーロッパより古くからジャガイモが存在したことになる)」という説を読んだが、日本でも新聞がこういう嘘を大々的にのせるようになってしまったのか。

 苦い思いでネットを閲覧していると、ネットの掲示板ではこんな趣旨の書き込みがあった。

 「もしも、菅の支持率が70%以上だったら、もっと凄まじい売国謝罪をされていただろう。
 思えば、このわずか一年の間に小沢を失脚させ、菅新内閣をわずか1ヶ月でレームダックにしたこの流れは、奇跡がおきたとしか思えない。
 だからこそこの程度で済んだんだ。
 本当ならもう外人参政権も人権擁護法案も通されてるところだろう。
 ……この国にはまだツキがある、と思う。」

 このツキをこの国にとどめている、総裁と実現党の力が、この夏もまだこの国を守っているように見える。戦いは、無駄ではなかった。

●週刊新潮の記事「獲得議席数ゼロで勝利宣言した 幸福実現党 大川隆法創立者」について

 ……さて、意外にも、いまのところ、実現党を叩く声がない。
 SAPIOで、「日本の宗教を仕分けする」という特集が組まれていて、ざっとめくったところでは、幸福の科学に関してはそれほどひどい書かれ方をしていなかったような気がして、「あれ?」と思っていたのだが、次は「週刊 新潮」。
 実現党の敗北に関して、一ページ弱の記事でとりあげてあるが、
 記事の前半は総裁の先だっての大講演会の要約、後半は大江議員の実現党への苦言。
 前半の要約は、まるまる実現党の主張を載せていて、

 大川総裁「宗教がお金や数の力で簡単に実権を握ったように見えるのはよろしくない。苦労して進出したほうがよいと見られるほうがよいので、このあたりは老獪でございます」

 という言葉などを引用している。
 それにしても、きれいに論旨を要約しているところなど、さすがプロだなあと妙に感心。いいんですか、こんなに実現党の宣伝してくれちゃって。
 もちろん汚い記事が売りの週刊誌、きっちり対象をこきおろしにかかるわけであるが、その新潮の論調は、伴侶曰く
 『この記事、「叩く」というより、「あきれ顔」という感じだね』。

 新潮らマスコミが、何に呆れているかというと、実現党の経済力とタフネスさ、ではなかろうか。

 ふつうは、「何十億もの金と労力をつかって、議席が取れていない」のは敗北で、アンチの連中が「降伏実現党」などというタグがついているぐらい。
 にもかかわらず、当の幸福の科学は、
 「あまりお金を使いすぎるといけませんので、おさえています」

 強い。
 資金力、強すぎる。
 「『二回も数十億とか使って、おさえています』って一体どういう……」と、記者は唖然としただろう。(そういえば、SAPIOにも、「資金力が豊富なのが特徴」と書いてあったな)
 加えて、負けても負けても平然と政治活動を続行している。
 「一体何が目的なんだ」と、いいたくもなろうというものだ。

 まだまだ、マスコミはこの、理想のために殉じよう、という「新型」宗教政党の精神が掴み切れていない、と思うのは後半の記事。

 後半、大江議員が「惨敗です」といったというコメントを延々と載せているのだが、
 その中で、大江議員の発言として、「ドクター中松などを上位候補に立てていたため、会員は選挙運動に力が入らない」ということを大きな敗因としてあげている。

 これは大江議員のコメントと言うより、それをピックアップしたマスコミの思惑・意見ではないだろうか。
 週刊誌や新聞を読むに関して、注意しなければならないと思うことは、
 「コメントは後付けで、実は記者の言いたいことは決まっている」
 ということ。
 小生も以前に新聞取材を受けた際に、わりと紙面に大きく顔写真が出る記事であったにもかかわらず、一、二時間の取材の結果、内容はこちらの言い分などほとんど無視で、書きたいように書かれ、その補填にこちらのことばを使ったというやり方だった。

 というわけで、これは新潮の敗因分析だろうと思うのだが、すでに、それがずれている。

 まず、実現党と幸福の科学は、公明党が創価学会を支えるような関係ではない。
 実現党のメンバー、末端の構成員は、「自分たちの仲間が入って、自分たちの利益を守ってくれる」ということは考えていないのだ。

 会員にとっては、自分たちの理想を実現してくれるのならば、誰が議員になってくれても良いのである。

 彼らは本気で国を守り、そのために必要な政策を成就するために活動している。
 こればっかりは、記者諸氏よ、現場に入ってご覧なさい。びっくりするから、と申し上げたい。
 
 国民はまだまだ、気がついていない。
 おそらく、この異常な円高も「海外旅行できるから良いわ」ぐらいだし、正倉院が韓国に丸ごと召し上げられても、「社会の資料集からページが減っただけ」ぐらいしか考えていないだろう。
 しかし、マスコミと民主党が開けたパンドラの箱、本物の国難はこれからやってくる。
 そのときこそ、この純粋な集団の力が、最後の希望として人の目に映るときが、必ずやってくるのではなかろうか。
 ……あたかも、闇が深くなるときにはじめて、星の輝きが際だって見えるように。

 ミネルバのフクロウが飛び立つときまで、鋭気を養うべく、実現党とその支持者のみなさんに、健やかな夏休みのあらんことを祈りたい。

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