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7月1日『「幸福実現党の心」&「田中角栄との対話」』(1)

七月一日、朝、NHKで幸福実現党の政見放送が流された。
 その同日昼、某地方本部で、日中、総裁の十五分の講義があったので、以下、速報版のノートをあげておきます。
 (前回同様、【 】は、うちが自分用の整理につけた小見出しです。)

 大川隆法総裁 講義「幸福実現党の心」

 (紺のスーツに明るい紫のタイの総裁。半袈裟は暗い紺地に金)

【大川総裁、地元への挨拶】
 ・皆さん、こんにちは。
 こういう季節に来るのは初めて。もうちょっと寒い時に、よく来てたような気がする。
 ・当地の候補者が非常に良い方のようなので(笑)、やっぱりちょっともう一押し来る必要があるような気がして、今回、特別に組みました。
 ・平日にかかわらず、多数、来ていただきありがとうございます。

(小生 註:……三四日前に決まったらしい、緊急の御法話。「地理的に重要な拠点のため、緊急にテコ入れしなければいられない」、という意味もあるかなと推察しました)

【最大多数の最大幸福をめざす実現党】

 ・立宗、いや、立党一周年を迎えましたので、「幸福実現党の心」と題し、簡単にですね、我らの考えているところ、目指すところについて、お話申し上げたい。
 ・昨年の五月に幸福実現党を立ち上げたのは、決して最小不幸社会をつくるためではない
 ・もっともっとこの国の人達に発展繁栄をしていただき、最大多数の最大幸福を目指して立ち上げた。

【民主党・鳩山内閣を退陣させた大川総裁】

 ・自民党が上手くいかないので「二大政党の交代制」として、「民主党政権であれば、すべてが良くなる」言い方が、昨年は基本論調だった。
 ・しかし、私は「民主党という政権の基本構造、中心メンバー等を見るかぎり、政権交代が起きたら、この国はもっと、さらに悪くなる」という予想をした。
 ・そのため、いささか性急で、厳しい内容だったが、民主党政権の出来る前に立党し、かなり厳しく批判を展開。
 ・結果、発足時74%も支持率があった鳩山内閣……普通このぐらいの支持率なら三年は政権が持たねばおかしいのだが……それが、八ヶ月半ぐらいで退陣。

【幸福実現党のマスコミ進出のまとめ】

 ・鳩山退陣までの間、色々な方面から「幸福実現党のいってる通りになってきた」という声があがってきた。
 ・マスコミ関係だと、去年の十二月頃からそういう感じの声がかなり強くなった。
 ・産経新聞は、今の党首の連載、広報局部長代理の連載の機会を得た。
 ・BSテレビ、BSイレブンでは四月からは放送開始。
 ・番組内容が良く、四月の頭に始まったが、一ヶ月で視聴率が四倍ぐらいに伸びた。
 ・そのため石川党首が、特別に「INside OUT」という生番組に出演。
 ・今まで政党要件を満たしてないことを盾に、テレビ番組には出演できなかったが、党首が呼ばれるようになった。
 ・さらにもう一度、声がかかって、来週には生出演。
 ・ジワジワと攻めつつある。もう一歩、薄い、透明、半透明の膜を破れば、公的政党の中に入れる直前まで来ている。

(小生 註:朝のNHKの各政党の候補者の活動の様子を紹介するスポットでも、堂々と「幸福実現党」として候補が紹介されているのが嬉しい。
 また、これは別記事で挙げようと思っていたのだが、今回は読売新聞がすさまじいまでにひいきしてくれた気がする。鳩山元首相の沖縄入りの写真には堂々と実現党の旗が写ったシーンを選んでくれたし、見開き2ページの「政策提言」はまるきり実現党の主張だった。
 さらに、ライブドアのネットニュース、「ドア日新聞」も、アニメ・特撮関係の記事で幸福の科学に関して言いがかりに近い叩き方をしていたが、反面、饗庭さんのブログをとりあげたりしていた。)

【本当は幸福実現党から三人が当選していた! 衆院選の真実と、幸福実現党の次の目標】

 ・今、参議院議員が一人、幸福実現党に賛同され、宗教心のある、大江参議院議員が来られた。
 ・次の選挙で、2%の得票率を得れば政党要件はが満たされ、政党として認められる。
 ・有権者数が1億人で、6割・6千万人が投票するなら、120万票で2パーセント。70%なら140万票で2%。
 その得票で、政党として公的に成立する。
 ・ここの一歩が非常に大きな一歩。
 ・昨年衆議院選で、全敗し、皆さんも、かなり悔しい思いをなされたかとは思う。
 しかし、もし政党要件、満たしていたら昨年、三人当選している。
 ・小選挙区・比例区を合計して繰り上げ当選するスタイルがあるので、三人ぐらい当選していた。
 ……実は私も衆議院議員になってるんです、はっはっはっは!(笑)三人の当選のうちに、一人、私、入っているんです。
 ・政党要件を満たしてなかったために、差別的扱いをされ、よその政党とは違うカウントの仕方をされ、三人ほど当選を逃していた。
 ・今回の戦いで2%の枠を超えればですね、次回からは当選者が確実に出していける。
 ・今回、一名すでに議員は確保している。もちろん今回の選挙で当選者、出したいが、当選者が出なかったとしても2%得票すれば公的政党として、日曜日など討論で、政党討論で出さざるをえなくなるような状態になる。
 ・この広告部分は、相当大きい。
 ・やっぱりテレビに出て、直接、話が出来て、それから新聞の一面で取り扱って貰える、このハンディの差は相当なもの。
 ・だから、(その壁を破るために)みなさんがたは、いま、何倍も力が今、要っている、と思う。

(小生 註:今回のこの講義で、はっきりと、幸福実現党の着実な戦略が見えたように思った。
 ……この講義を聴くまで、正直、幸福実現党が、あと三回の全敗で当選者をどうやって出すのが、まったくの謎だった。
 しかし、いまや、正式な政党化への道ははっきり見えた。

 今回のヘルメス神の戦いの流れをまとめると、
 ●一度目の選挙で、大々的に話題づくりをし、さらに敗戦後も戦いを継続して本気を見せる→まず一人、議員に来ていただく→次に2パーセントの壁を越え、政党要件を満たす→次の選挙では当選者が出せる。
 すごい。これは無理ではない。
 このままマスコミ露出度が増えていくとして、あと二・三回の選挙で、2%の壁を破れることはおおいにありうる。
 あらためて、軍神ヘルメス、おそるべし、と鳥肌が立った。
 徒手空拳から初めて、世界を動かす政党を誕生させるまでになる流れを、リアルタイムで見せられている。
 さらにこれは、最前線で声を張り上げ、ビラを配って家々を訪ね歩いた会員さんの手柄である。
 あの夏、百万をかき集めた会員さんたちの汗と涙はなんら無駄ではなかった。
 今回もまた、行方の見えない苦しい選挙だったが、その終わりに来て、明らかに勝利への道筋が示された気がする。)

【影響力甚大……マスコミのタネ本になっている幸福の科学の民主党批判】

 ・次第次第に主張は通じて来ております。
 ・この一年間でいってきたことの多くは実現し、マスコミ批判の、政権批判の元・鳩山政権批判の元にもなった。
 ・今回は、管政権批判を非常に早く始まっているが、マスコミの方の批判の元はほとんど私の本を読んで、出すしかない。
 ・マスコミは総裁の本が出るとそれを見て特集を組んでる状態
 ・かなりの意味での影響力は出ている。
 ・大手新聞の広告等でも、ありがたくも「国師、大川隆法、公開霊言シリーズ」と出していただいている。「国師」で出していただく、まことにありがたいこと。

 (小生 註:……なぜかサンガではどこからも流れてこないのだが、じつは仙台の「景気回復法講義」ではすごいお話があった。
 仙台で、冒頭に、総裁は、
 「朝日新聞・毎日新聞・東京日々新聞という生え抜きの左翼新聞が、幸福の科学の霊言の広告を載せた」
 「朝日は民主党を押している新聞社。それにこの霊言の広告は、民主党から見れば『朝日も陥ちたかっ!』と思ったはず」
 という内容を語っておられたのだ。
 これはかなりビッグニュースだと思った。
 なお、幸福の科学に好意的な、産経・読売はその日「宇宙人との対話」の書籍広告が大きく載せたそうである。
 ……幸福の科学、いま、すごい勢いではありませんか)

【この世の活動が認められた幸福の科学】

 ・宗教信じてない方や、宗教信じてても幸福の科学反対の方もおり、批判はあるだろう。
 ・しかし、新聞の活字で「霊言集」とか、「国師」とかいう言葉を使い、みなを納得させるだけの社会的な実績と信用が、幸福の科学にはついてきている。
 ・今年の春には学校法人、幸福の科学学園をつくり、大学まで目指していて、さらに今、政党づくりを目指してる。
 ・宗教法人、学校法人に、法人格もった政党……といくと、かなり幅広い活動ができるようになって、多くの人びとの幸福を具体的に実現することが出来る。
 ・学校の方では教育の模範を示すことが出来る。
 ・宗教としては人生修行の在り方や、人の心の持ち方、から来世の在り方ですね、考え方についての伝道をやっている。
 ・政治においてはですね、地獄に堕ちる方、迷う方、苦しむ方をつくらないために、政治活動で具体的に苦しみの種をつくらず、また現実に幸福感を味わえる社会とつくるという努力をしていくことが大事。
 ・これは、立宗当初より、「この世とあの世を貫く幸福」ということを掲げていること。
 ・宗教にとっては非常に難しいことではあるが、この世とあの世を貫いて幸福を実現するということを訴え続けている。
 ・普通は「あの世の幸福」をいう宗教はあるが、「この世の幸福」の方は、この世において結果が出てくるので、言いにくい。
 ・唯一、病気治し等で現象が起きたような場合のみ言える。
 ・幸福の科学も、病気治しで現象は出てきているが、これだけではなくて、実際にですね、予防効果を考える、ということ。
 ・会社が三万社以上、毎年倒産して失業者が出る、それから自殺者も出れば、精神的におかしくなる人も、迷って地獄霊になる人も出てきて、家庭にはいろんな問題がくる。
 ・国家の基本的な経済戦略は非常に大きい

(小生 註:…… ここも、聞いていてぞくぞくした部分。総裁が二十年前、「人生の大学院 幸福の科学」で説かれた「この世とあの世をつらぬく幸福」という言葉は、あくまで個人の修行課題として受け止められていた。
 それが、いま、まさかこんなスケールで実現しようとは。この展開は、まさに圧巻そのものという感じがする)

【実現党の外交に関する考え方】

 ・また外交戦略を間違えれば、再び戦争に巻き込まれ、国難が降りかかってくる。
 ・中国との取引も非常に大きくはなっているが、やはり軍事費20倍も増大してるという現状に対し、今の民主党政府は全く脳天気な状態。
 ・政治家は国民は何も考えなくてもいいように、常にあらゆる事態について頭を巡らせておくべき。

【実現党の未来戦略】

 ・幸福実現党では未来戦略として交通革命、リニア等の交通革命、宇宙産業、ロボット産業、いろいろなことをいっている。
 ・本日も東京から新幹線で来たが、ここまで新幹線で日帰りできるのはまことにありがたい話。昔なら絶対できない。
 ・結局やっぱり仕事出来る範囲が広がっている。
 ・ここの候補者がテレビで演説し「リニアであればこれが3時間、2時間が、30分になる」。30分で来れるともっと楽。皆さん、30分で東京いけるようになる。
 ・日本中、リニア新幹線で結ぶことは、いずれ必ず誰かがやらなきゃいけない。
 未来的に絶対これは実現すること。
 ・しかし、これは、強い後押し・相当、力がなければできないこと。
 ・だから、今からいっておればやがて実現する。

(小生 註:……リニア新幹線の事業は、実現党の主張のキモの一つであり、かなり重要な戦略だと、あらためて実感)

【菅政権の危うい舵取りと、実現党の理想】

 ・いま、ヨーロッパの方も景気後退、非常に暗雲たなびいて来ている。
 ・日本は、民主党の「ケチケチ路線」で、緊縮財政を目指していくと、世界不況を、またもう一回、呼び込む可能性が今、時期的にきている
 ・菅さんの舵取りでは非常に危うい。
 ・日本が成長を目指して踏み出さずに、萎縮して「ギリシャみたいになるぞ!」といってるうちに、ほんとうにそんなようになったら、どこも救えなくなる。
 ・だから欧米の危機を救うためにも今の経済方針は駄目。
 ・幸福の科学・幸福実現党は宗教の枠を超えて全人類救済のために、様々な活動をやっている。
 ・既に日本に一つのモデルをつくって諸外国にも未来の生き筋というものを教えたいというのが私の願い。
 ・そのためにやっているものなので、どうかよろしくご理解願いたいという風に思っております。

【空海も行基もやっていた宗教外活動】

 ・政教分離とか言う考えもある。
 ・しかし、その考えは、例えば弘法大師空海が「満濃池つくったというようなことは、宗教家にあるまじきこと」と言うのと同じ。
 ・「宗教家がなんでそんなことするんだ」「宗教家は公共工事をやって、指揮するなんてもってのほかである」「宗教家はお経唱えておったらいんだ」ということと同じ
 ・だけどやっぱり空海の能力や、唐で実は工学も勉強してきている知識で、築堤が出来た。そういうことがある。
 ・行基菩薩も同じ。当時、お寺を建てる、東大寺を、大仏殿を建てるにあたって、やっぱり行基の力を、借りている。
 ・信仰だけでなくて現実的な力、民からお金を集めて建てる勧進運動をやってもらっている。
 ・そういう力を宗教家がかつて果たしてきた。だからそういう力が今、必要な時が来ている。
 ・田中角栄さんという人も、非常に大きな力を持っていた方。確か、ご本家は空海さんの真言宗。ご縁が続いているものだという風に思っております。

(小生 註:……政教分離を論破する新しい切り口。これはディベートにつかえますね)

【地方最後の公開霊言? 田中角栄の霊言】

・「景気回復法」は仙台で講義したが、田中角栄さんに仙台じゃあちょっと、面白くない(笑)、感じが出ない。
 ・ここで一つ、日本のあるべき姿、話をして貰えれば。
 ・公開霊言で、外でやるのもこれで最後にしたい。秘儀でございますので、あんまりいろんなとこでやるべきものではありませんので、総合本部か、宗務本部でやるのはいいんですけども、あんまりいろんなとこでやるべきものではないんですけども、特別、とくべつということで(場内拍手)……
 ・いまのとこ予定ではこれで最後。もし強力な念波が来た場合は、やる可能性もあるが、いまのところあとは普通の説法しかしないことにしたい。
 ……じゃあいきますか。

 (この後、霊言「田中角栄との対話」があり、内容は、一時間、地方区の候補者と党の幹部の二人と田中角栄氏が面談し、「あと10日でどうしたら票をのばせるか」など、興味津々の質問が相次ぎ、場内沸き返った一時間となりました)

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