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菅政権の寿命をずばり予測した大川総裁

 菅直人氏が総理に就任した。

 この一年近く、鳩山・小沢政権を英雄あつかいして、全身全霊で持ちあげ続けたマスコミ。
 それが、いまや鳩山内閣という存在自体がまるでなかったかのように手のひらを返し、「菅政権こそが本当の民主党!」と、連日アピールに忙しい。

 それにしても、鳩山政権の末期は本当に予測不能な展開だった。

 思えば、突然、鳩山氏が右傾化をはじめ、「国難」「危機に立つ日本」などと、幸福の科学の書籍のタイトルめいたことを言い出したのはついこの間である(やはり相当読んでいたのだろう)。
 お陰で日本は、中国の属国になるまでに多少の時間を稼ぐことが出来た。

 さらに右傾化は続き、幸福の科学の会員さんは
 「これ、総裁先生の本を読んでるだけじゃないよ。
 絶対、指導している霊とかが変わったんじゃないの」
 「この前、おじいさんの鳩山一郎の霊言を聞いたときは、それはもうものすごい左寄りで、中国の傘下に入って当然とかいっていた。
 あれを聞いて、鳩山首相は、完全におじいさんが憑依してるみたいだと思った。
 きっと、あの憑依していた鳩山一郎が離れたんだよ」

 などと評していた。
 そしてあの辞任前夜、辞任をすすめられても断って、帰りしなに記者団に親指を立てて見せた時には、皆が驚いた。

 ネットでは
 「一生の不覚だ、はじめてポッポを格好いいと思ってしまった」
 「すげえ。どうなったんだ。」
 「こんなカッコイイポッポはオレタチのポッポじゃない! 返して! あの優柔不断なオレタチの鳩を返して!」
 等、半ば茶化しつつ 「おっ、やるじゃん!」との声が上がったとたん……
 なんとその翌日に、あっさりと辞任、である。

 なんでも、一説にはあの「親指立て」が、民主党の鳩山おろしをもくろむ人々の反感を燃え上がらせたのだという。
 鳩山氏の辞任時のコメントは目を覆いたくなるような左傾化逆戻り。
 「やはり基地は日本にいらない」ようなことを言い始め、「国民が悪い」と言い出し、
 思わず聞いているこちらは、
 「鳩山首相、辞めていただいてありがとうございます」
 と手を合わせたくなる内容だったが、意外だったのは小沢一郎氏と刺し違えたことだ。

 鳩山氏は、小沢氏の代行どころか、「代用総理」などといわれるほどだったのが、見事な道連れ辞任。
 これはもしかすると、「これもまた小沢氏のシナリオではないか……」と思い、日刊ゲンダイなどもそう書き、一昨日あたりのスーパーモーニングでも鳥越氏がそんなことをゴニョゴニョ言っていたようであるが、実は、そうではなかったらしい。
 こんなコメントが流れてきている。

 小沢氏「参院選に勝利して政権を安定化することで、本当の意味の改革が実行できる。そのときに、まさに自分自身が先頭に立って頑張ってまいりたい」
 小沢氏「あと90票で過半数だった。ちゃんとやっていれば過半数いけた」
 http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100605/plt1006051530004-n2.htm

 この小沢氏のコメントに関しては、「小沢氏みずからが代表選に立ち、総理を狙う」という読み方が十分にできると、あちこちで解説がなされている。
 なんと、マスコミがいうように、この辞任劇は、小沢氏のシナリオでも何でもなかった。
 小沢氏は本当に外されたのだ。
 そして、どうやら、この件で小沢氏はかなり頭に来ていて、九月の民主党代表選をひっかきまわしてやると思っているらしい。おそらく、負けたら割って出るぐらいの肚はあるだろう。

 ……すごい事態になった。
 マスコミは完全に浮かれているが、いまや民主党は、支持率とは裏腹に小沢氏という爆弾を抱えたきわめて危険な状態なのだ。
 内閣は、民主党の代表選挙で下手をすると潰れてしまいかねない。

 ……なんと、一年前にはあんなにヒーローあつかいされ、マスコミに騙された国民による絶対の支持率を誇り、革命だ、維新だといわれた、鳩山・小沢体制。
 絶対あり得ない、四年間は解散しない、といっていたはずの民主党。
 それが、秋に衆院選の可能性が出てきている。

 じつは、この件に関しては、大川隆法総裁も、6月5日・総本山正心館「富国創造論」講義の中で、言及している、という。

 大川総裁「小沢はあの世や来世にぼんやりと理解があり、鳩山は宇宙人信仰があったが、菅・仙石は、無神論・唯物論傾向が強く、天上界のご加護は全くない。」
 ために、
 「この世の人間の仕事でどこまでやれるか、ということ」
 になり、総裁の予想では、
 「菅氏はねばるだろうが、鳩山政権よりもっと短くなり、もってこの秋ぐらい、もたなければこの夏まで」

 という超短期政権になる、というのが大川総裁の読み。

 総裁の読みを裏付けるように、ネットなどでもさかんに「余命三ヶ月の内閣」などと言われている。
 そうなれば、中国の占領までに、日本はさらに時間を与えられたことになる。

 おまけに、このブログを書いている時点ではわからないのだが、なんでも、高支持率にうかれまくった民主党の中には、この夏の参院選の勝利を狙うために、会期を延長せず、即選挙に持ち込みたいという動きが出てきている。
 そうすると、郵政「逆」民営化法案はじめ、
・温暖化対策法案
・国家公務員法改正案
・派遣法改正案
・放送法改正案

 などが成立を見送ることになるだろう。
 郵政は強引に通す、というが、なんとか他の法案は一つでも二つでもつぶれてほしいものだ。

 昨年の衆院選で、大川きょう子夫人は「日本にとっての運だめし」と言った。
 日本は運試しに敗れた。
 ……けれど、この風前の灯火のような日本ではあるが、まだツキが残っていますように、と祈らずにはいられない。
 菅政権、マスコミに語られない「火種」について、次回、もう少し書いてみたい。

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