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4月11日『宇宙時代と仏法真理(1)』太陽の法と宇宙の法

 なんと、こんな内容を一般公開するのか、と唖然とした。
 秘儀にして、おかしくない。
 しかも、宇宙人に縁があると思われる職員たちの霊言をとって、話が出来ない(「駄目宇宙人」と総裁はおっしゃっていたが)ようだったら、会場から募る、というのだから驚く。

 しかも、内容がとんでもない。このたびの霊言は、今まで会員が信じてきた世界観を一部、発破をかけてふきとばすような衝撃力があった。
 ……ほんとにもう、日本の経済は沈みかかり、幸福実現党はピンチで、中国の属国になりそうだというのに、ここに至って教団の教えが予想もつかない方向に広がろうとしているのだから、頭が混乱しきりである。

 しかし、とりあえず、この霊言のつっこみどころを拾い上げて、新しく説かれる『宇宙の法』の心の準備をしておきたい。

 なお、小生の伴侶は講演会の司会を見て既に驚愕。
 「あれ、須呂さんっ!? 名乗られるまで気づかなかった。……少年っぽさの抜けきれない、あの医学部の秀才青年で、先生に答案を激賞されていた人が……うわーっ、おじさんになってしまった!」 
 小生も答案のキレは覚えている。もう二十年なんて、うそみたいだ。

 では、以下、当日のノートより。
 本日の講演は基本書で言うと、
 総裁「『太陽の法』の第一章、創世記、宇宙創生に関して、地球で生まれた人霊と、宇宙から招聘されてやってきた者のうち、肉体で来た者の他に、魂で来た者たちがいて、地球人類が出来てきたという話。」

 総裁「太陽の法の最初に出てきた話だが、宇宙人については触れないで、二十年以上やってきた。
 だが、地球規模の宗教を目指すにあたり、人種・民族・宗教の違いを超えて融和させるときに、その根本にあるものを考えなければならない。
 「正しき心の探究」といっても、各民族はもとから考えにズレがある。
 根本的に違う者が一緒になっていて、地球でミックスされ、地球的な考えが出来てきたが、まだなかなか納得されていない。」
 「多様なる価値観ということは最初からいってはいるが、その根本原因の所まで探って、どう調整するのがいいと思うかを考えなければならない」

 ……「正しき心の探究」「多様なる価値観」。
 いずれも聞き慣れた単語が、全く新しい意味をもつ衝撃を、会員は味わったに違いない。
 今までの私たちの頭は、天国と地獄、裏と表で完結していた。宇宙と繋がっているのは、八次元以上で、しもじもは関係ないと思い、ほとんどの魂は地球で生まれて地球で転生した魂だ、という世界を描き、納得していた。
 ところが、我々の中には多様なる宇宙からの移民者がいるという。
 あげく、「うちの星には地獄なんてないよ」などという宇宙人がいたりする。
 この時点で金槌で頭を割られたような混乱に見舞われる。

 総裁「宇宙の人の考えというものも、いくつか出してきて、矛盾するものと、それと矛盾してない、整合している部分と見分けていく」
 「もう少し、調査を重ね、素直な心で新しい情報があったら仕入れてみて、そして並べてみて順番に矛盾してないところを共通項を選び出していく作業、砂金のところを遺していく作業が必要」

 この言葉を聞くと、二十数年前を彷彿とさせる。

 あたかも、昔、霊言集シリーズで矛盾する意見が出た中で、総裁があとからそれらに対して意見を述べ、「こう生きるのが正しい」という法理論をまとめていった姿の再現である。
 ただし、逆戻りではなく、地球の法をまとめ上げ、積み上げて、大きな螺旋を描いて、もう一回り大きな法を説き始めた感がある。

 それにしても、本当に私たちが今までやってきたのは、基礎の基礎でしかなかったのだな。霊界は広い、と思ってきたが、それどころではなくなってしまった。

 ……などとおもっているうちに、あっという間に講義は終わった。あとはえんえん、霊言を出すという。

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