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9月16日総裁講義「国難選挙と逆転思考」(3) 中国政府より「×××」だった鳩山民主

 ……9月16日総裁講義「国難選挙と逆転思考」(2) の続き。

 大川総裁は、鳩山政権について語りはじめる。

 まず、鳩山政権の難題は、
 「外交が真っ先に来る」という。
 大川総裁 「民主党は、アメリカから自立して自主外交すると言っている」

 さっそくもう、今日のニュースでは、早々と「給油停止」などと言い始めたことが報道された。
 今後の民主党としては、

 大川総裁「アジア共同体をどうやって実現するか」
 と考えているようであり、結果、
「中国よりの外交をとるだろう」

 やれやれ。民主党の構想は、「中国を盟主としたアジア共同体」を作ることなのだ。
 中国は、さぞほくほくしているだろう、とおもいきや……。

 大川総裁「肝心の中国はそこまで子供っぽく見ていない。
 アメリカからの自立は日本の核武装を意味すると理解していて、充分警戒している。」
 「普通はアメリカの核の傘から出るということは核武装するということだろうと考える。それが普通です」

 凄いな。
 鳩山民主党は、中国でさえ意図の読めないことをした。
 つまり、鳩山民主党は、中国より「非常識」だったということか。
 中国は、鳩山民主が中国よりだと言うことは知っていただろうが、まさかこんな「想像のななめ上を行く」とは思いもよらなかったのだろう。
 こんなに国防意識が無いどころか、「無防備くん」な政権だとは思ってもみなかったのだ。
 鳩山民主党は、アメリカの民主党を自分たちと同じだと考えているミスリードのほかに、中国に「核を持つ気か、日本は!」と、警戒をされるなどとは夢にも思わない。
 無邪気なのだ。日本国憲法の「周辺諸国は立派で、認められたいと思う」という文言をそのまんま本気で信じて実行している。
 これまた、鳩山民主党が世界から大きくずれている部分ではないか。

 ……日本のマスコミさん、ヨイショばっかりしてないで、いい加減こういう面白い話もそろそろ報道して下さい、といいたい。

 大川総裁「以前、キッシンジャーが、米中関係を築いたとき、アメリカの日米安保で日本を縛ってアメリカの核の傘に置くことによって日本の核武装化を防ぐと言うことで説得した」

 民主・社民の人びとは、二言目には「日本人は歴史を学んで謝罪しろ」とか言う人びとなのに、こうした肝心の歴史を故意に学ぼうとしない様子である。

 察するに、民主党は、自分たちが「平和を愛する左翼」なので、「中国もそうだ」と思いこんでいるのではないか。
 ここ二十年ぐらいの彼らの言動を振り返ると、菅さんなんて「生徒会」みたいだと揶揄されていたし、どうもそんな呑気な人びとのように感じられる。
 そういえば、旧社会党を「限りなく透明に近い馬鹿」(これは「限りなく透明に近いブルー」という村上龍氏の芥川賞受賞作のもじりです。)といったのは、石原慎太郎氏であった。
 民主党政権も、そんな感じがしないでもない。

 このことに関して、鳩山首相はどう考えているのか。

 大川総裁「私の推定するに、鳩山さんはそこまで考えてない。状況を見ながらフローティング(floating)、漂流する」

 なんと、何も考えていない。しかも、「総理が漂流」なんて、国として情けない事態だよ。
 その結果、
 大川総裁 「全体的には左に寄っていく」
 と予見しておいでのようである。

 この講義が怖いのはここからだ。
 台湾の独立派の前総統が終身刑を申し渡され、親中派が政権を握り続けているために、
 大川総裁「(中国には)台湾が取れる状況に今なろうとしている」
 えっ。もうそんなにせっぱ詰まってきているのか。
 一方の日本は、
 大川総裁「国家戦略局で菅直人さんあたりが予算を削るという。公共事業を削って福祉医療に持ってくるだろうが、それ以外に防衛関係も削るかどうか。ちょっと注目している」 ので、
 大川総裁「私たちが警告している方向へと、次第次第に流れていく」

 「警告している方向」とは、日本が中国の支配下にはいること。
 たとえば、日本が、日本国ではなく、「中華人民共和国 日本省」みたいになってしまう事態である。

 今はまだ、「日本が核を持つのでは」と警戒している中国も、菅さんががんばって、日本が本格的に軍事費を削り出せば、
 「あ。こいつらアホだわ」
 と気付くだろう。
 いっぽうで親中派が天下をとった台湾は、「どうぞどうぞ」と中国を招き入れている。
 台湾が中国領になれば、次は沖縄と思っている中国だが、おそろしいことに、民主党が政権をとっている限り、沖縄は、日本領で無いにひとしいのだ。
 民主党のマニフェストに入っている(つまり政党あげて実現を確約している)「沖縄ビジョン」は、米軍基地縮小・撤廃のほか、「自立・独立」
「一国二制度(早く言えば、沖縄を道州制のモデルのようにして「琉球国」みたいな感じで認めましょう、ということ)」
「東アジア(民主党にとって中国をさすことが多い)の拠点」
 を謳っている。
 そして、沖縄の強い強い左翼性である。
 沖縄は段階的に中国に併合される確率が高いのだ。
 民主党政権が続けば、中国が口を開けていれば沖縄は喜んで自分から飛び込んでくる可能性が高い。
 そうしたら、日本全土はあっという間に中国領になるだろう。
 かくして、

 大川総裁「私たちが国難がくるかも、といっている筋書きに近いことが現実には起きてるかなあと思いますね。
 (民主党政権では)外交面では楽観視は出来ません。」

 うわ、「楽観視できない」どころじゃないじゃないですか!

 幸福実現党が、死ぬ気で私財と人材を投じ、北朝鮮の危機を大きく退けたと思ったら、今度は「中国さんいらっしゃい」みたいな状況を民主党がまねくことになってしまった。

 これに関して、

 大川総裁「みなさんがたに知っておいた頂きたいことは選挙戦としての成果は出せなかったけれども、選挙で勝てなかったと言うことと、言っていることが間違っていたかどうかということは別」
 「後から人が気がつくことが現実には多い」
 「預言者というのは大体、早く言いますので、現在ただいまに起きないので迫害をされることは、過去いくらでも歴史上はあったことです」

 と言う。そのたとえとして、
 「日蓮でも元寇の預言をして、それが認められたのは身延山に隠棲してから」
 「大本教も、大正時代に日本に火の雨が降ると預言して、東京大空襲があったのは二十年後の昭和の時代。」
 「戦前、戦中に弾圧され、戦後も一部弾圧されてその後、解放されましたけれども教勢を元に戻すことは出来なかったし、三代目あたりも、かなりに刑務所に入れられて廃人状態にまでなった」

 予言は諸刃の剣なのだと思われる。

 大川総裁「言っていることが正しいから認められるとは必ずしも限らないことは知っていなければいけない。
 そういう事実を思った上で、この世の中を上手にやはり漕ぎ渡っていかなければ行けないという面はあると思いますね。」

 そのために、天台智顗のような、危うきに近寄らない「政治力」が必要となってくる、ということではないか。
 総裁はここでは多くを語られなかったが、 「政治力」とは、決して卑怯なことではなく、このような状況下で、自分を信じてくれる人を守るため、さらには、潰されることなく難所を耐えて忍んで、もっと先に法灯を守り、大きな仕事をするために必要なのだろう。

 この世の迫害や難を避けるのは、霊力ではなく、「機を見るに敏」というこの世の実力を、この世で磨かなければならないのだと感じる。
 だからこそ、総裁は毎日大量の書籍や新聞雑誌にすべて目を通して、情報収集に余念がないのだ。
 正しい宗教家だから、「禅定さえして宗教修行に励んでいれば神が導いてくれる」という甘い考えを、総裁は全くとっていない、と強く思う。

 小生も、及ばずながらその姿にならいたいと感じずには居られない。
 続いて、総裁は、もう少し整理して、政治の流れをおっしゃっている。

 ……次回に続きます。

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