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9月16日総裁講義「国難選挙と逆転思考」(2) 大川総裁、日米の民主党に関する三つの予言

【お知らせ】パスワード付き記事のパスワード変更しました。昨日の出題は、最近の会員さんや、一般の大川総裁著作の熱心な愛読者で、ご来訪いただいている方への配慮が足らなかったことに気づきまして、誠に恐縮し、取り急ぎ変更した次第です。新しいパスワードヒントは昨日と同じ場所に。入力のローマ字ルールはhttp://www.manjusri.net/archives/2009/09/21/21/16/でお願いします。

 ……9月16日総裁講義「国難選挙と逆転思考」 (1) より、続きです。

 発足した民主党政権。
 その解決しなければならない問題は何かについて、大川総裁はこう語る。

 大川総裁「(選挙期間中、幸福実現党が)取り組んだ問題は
 ・国防問題
 ・景気問題
 ・人口の高齢化問題」
 「こうした問題についてはまだ解決はされていない。新政権が取り組まなければいけない課題」(要約 小生)

 これについて、どう取り組んで解決を図るかは「お手並み拝見」という総裁。

 いや、拝見するまでもない。
 鳩山首相は、これらに関してまっったく何のビジョンも持ち合わせていないことがはっきりしている。
 だって、何を聞かれても、どこで聞かれても、「子ども手当」としか答えないんだもんなァ、あの人。
 ……「子ども手当」出したからといって、北朝鮮が責めてくるのをやめたり景気がよくなったりするとは思えないんだけど、なぜこんなにみんな支持しているのでしょう。

 なお、それらの諸問題に対して、幸福実現党の提示する解決法は言うまでもないが、

 ・国防問題→憲法九条改正
 ・景気問題→消費税廃止
 ・人口の高齢化問題→人口三億人構想

 である。
 鳩山首相、中身が空っぽなら、その空っぽなところに幸福実現党の政策をまんま入れて下さい! バチはあたりませんから!
 ……では、そんな「中身からっぽ」の鳩山さんが政権を取ったのはどういう理由からか。

 ここからの講義はしばらく、言葉は弱い形ではあるが、大川総裁の予言が続いていく。


予言その一……オバマ人気と日本民主党人気は連動する

大川総裁「鳩山氏が政権を取れたのは、アメリカが「チェンジ」で政権をとったため。オバマ人気が下がってくるようなら日本も連動してくることは間違いない」(要約 小生)

 えっ。
 オバマ氏の人気が落ちれば、鳩山氏の人気も落ちるの!?

 この、「オバマ人気と鳩山人気が連動するだろう」という予言は、確かに、少し前にも出ていた。

 ……なるほど、そのからくりには気づかなかった。
 遠い海の向こうの政権交代にあこがれて、それを自分たちにも投影して酔っていた日本人たちは、海の向こうの偶像の失墜を見て、我に返ることがある、ということか。

 誰もが気付きそうで気付かない。少なくとも小生は大川総裁からしか聞いたことがない。

 それに関して、総裁はオバマ氏に対して、さっそく賛成と反対が半々になっていることも述べた。
 これに関しては Obama’s approval rating drops below 50% on key issues such as healthcare
(オバマの支持率は、医療などの主要な問題について50%を切っている)
ということが報道されている。
http://www.guardian.co.uk/world/2009/jul/20/barack-obama-healthcare-poll 


予言その二……オバマと違い、鳩山首相は思うとおりに動けない

 さらに、日本は、オバマ氏のまねをしてもうまくいかないだろう、という話をされ、その理由が語られる。

 大川総裁「オバマ氏がチェンジでブッシュの反対をやるということだった」「鳩山さんも麻生さんの反対をやろうとするだろうが、(寄り合い所帯なので)思うとおりにならないかもしれない」(要約 小生)

 これは、アメリカが実は、日本のマスコミが言うような二大政党政治ではなく、アメリカ共和党もアメリカ民主党も日本で言えば自民党で、はじめからある程度の意思統一ができていること、に対し、日本民主党は、超左翼と元自民党までまざっている寄り合い所帯でありながら、自分でその差に気付いてすらいない、ことの違いであろう。

 思えば日本は、海の向こうのアメリカに、反発しながらことごとくあこがれ続けてきた。
 アメリカ漫画のブロンディやスヌーピーのピーナツコミックに出てくる暮らしや電化製品は夢のようだった。
 そしていま、文化レベルも追いぬき、ようやく時を同じくして同じ政権を作ったと思ったのに、それまた幻想にしかすぎなかったということか。
 せめて日本がもっと自分に自信をもっていれば……と思わずにはいられない。
 とっくにアメリカは、日本に抜かれ、こっそり日本のことを真似し始めていたというのに。

 大川総裁は、
 「アメリカの不況から始まって世界的に経済的ダメージが出、失業者が増えていて、世間全体が左傾化・労働組合的なものが強くなるのはある程度やむを得ない。
 ただ、その解決方法を単に補助金・バラマキ解決では長く続かない。他の方法を作り上げなければ」(要約 小生)

 と言いつつ、オバマ氏に関しての衝撃的な事実の指摘がある。


予言その三……オバマは、自分の生命の危険領域に入っていく

 大川総裁「オバマ大統領はアメリカの金融の心臓部であるウォールストリートで、ちょっとファナティックな感じの演説をした。
 (大川総裁は)オバマ氏の演説はムッソリーニの演説に似ているといって、アメリカンから反発もあったが、やはりウォールストリートを攻撃していた。
 アメリカンドリーム的ものの考え方を間違いだと考えている。
 アメリカ最強の部分を否定している。」(要約 小生)

 具体的にはどんなことを言ったのか。
 オバマ大統領の演説
 Obama: ‘Learn lessons of Lehman’はこちら

http://money.cnn.com/2009/09/14/news/economy/obama_wall_street_anniversary_speech/index.htm?cnn=yes

 早速ASAHIネットがhttp://www.asahi.com/business/update/0915/TKY200909150107.htmlと紹介。朝日さん、わが意を得たり、だろうなァ。

 それに対する大川総裁の意見は、

 大川総裁「(経済にかんして)、一度失敗したから全部否定するのは早計の部分はあると思う。」(要約 小生)

 さらに、

 大川総裁「また、オバマ大統領は、軍事予算を削り、財政をよくしようとてしている。」(要約 小生)
ことも言及し、それについての意見として、
 大川総裁「アメリカの持っていたミッションを放棄しにかかっている。」(要約 小生)
 と見ている。結論として、

 大川総裁「オバマ大統領はアメリカ最強の「金融」と「軍事」を削ろうとしている。」(要約 小生) のだ。

 その結果
 大川総裁「そろそろ危険地域に入ってきた」
 はっきりは語られないのだが、何が危険地帯にはいったかというと「オバマ大統領の命が」であろう

 総裁は、 「オバマ暗殺用の良い兵器が出回っているそうで」(←豚インフルのことだろうか?)と、言ったときは笑っておられたが、冗談ではすまないことになるかもしれない、とばかり、
 「ユダヤ資本を責め始めると終わり」「歴代の大統領でもやられた人がだいぶいる」と一言。

 リンカーン、マッキンリー、ケネディなどが任期中に暗殺されたことを我々に思い出させる。
 未遂のレーガン、任期後に暗殺されたガーフィールドのケースもあった。
 気に入らなければ殺してしまえと言う国なのである。
 そういえば、ケネディの暗殺やニクソンの失脚などにユダヤ資本がからんでいるという説があった。それらの説は本当だったのか。

 ちなみに、講義の後半で、大川総裁は
 「日本の民主党は経団連を批判している」
 という話をされたが、だからといって経団連が鳩山氏を暗殺するとは考えられない。
 つくづく日本は平和な国だと思う。
 
 そして、大川総裁は、早くもオバマ氏の総括にはいる。

 大川総裁「オバマ大統領のやっていることは、私が既にいっているように、アメリカのジャパナイゼーション(Japanization)を目指している」(要約 小生)

 それが一番端的に表れていることの一つが、医療保険について、らしい。
 それに対してアメリカの皆の衆はどう考えているのか。

 大川総裁「日本ではすでに破綻しかかっている各種保険・年金部門を作ろうとして、アメリカでは「自由が死ぬ」と言われている」(要約 小生)

 保険や年金などについては「国が強制的にやる」ことは好まないのがアメリカだ、という話された。
 お上(かみ)べったりにして、もっと保障をあつくしろと騒いでいる日本にいると「えっ、そんなことがあるの?」とびっくりするが、事実、この件に関して、上記のリンクでもあげたが、支持率は四十パーセント台に落ち込んでいるのである。

 (……というか、ここにきてぐんぐん支持率が急降下を始めているのを見ると、日本だけではなくアメリカの皆の衆も、あまりよく政策を吟味しないで投票したのかなあと思ってしまう。)

 これらの件に関して、総裁の意見がはっきり述べられる。
大川総裁 「何兆円もの個人財産をつくるところから野垂れ死にする自由まである」というのがアメリカ。
 一方で、平等を極端にすると、努力しようがしまいが同じ、あるいは国が全部面倒を見るスタイルになる。
 両極端があって、折々にそれを緩めたり強めたりしながら調整をしていかなければならない」(要約 小生)

 これは、幸福実現党の見解としても明確である。
 幸福実現党は、極左でも極右でもない、というスタンス。
 そして、「極右と極左の間で、調整をするのが政治の一つの役割」、とお考えなのではないだろうか。

 この点、オバマ大統領のさじ加減は、「もっと左翼風味を」ということらしい。
 オバマ大統領が向かっている方向は「日本が過去にやったこと」だと話されたが、日本とは、一説には世界で最高に成功した社会主義の国であると言われてもいる。

 オバマ氏は就任演説で、「アメリカは敗戦したのだ。その敗戦から立ち上がろうではないか」という意図があったと大川総裁は以前に語られたという話もあった。

 そうか。
 つまりは、実はオバマ氏は、最初から、
『アメリカのみなさん、私達は軍事も経済も「敗戦」したので、「少しずつ社会主義国の仲間入りをしましょう」!』と、言っていたのだ。(←ひえええ!)
 それはまさしく敗戦後日本のたどってきた道に他ならない。だから「無意識のうちに日本化していく」ということになるのではないか。
  (実は日本を復興させたのは社会主義ではなく、勤勉に創意工夫を重ねて努力していく民族性だったのではないかと思うわけだが、そこの部分は無視されている)
 誰も気付かなかったのだが、とどのつまりはそういう大統領だった訳か。

 最後に、オバマ大統領の思想をまとめるかのように、
「アメリカインディアンとか南米のスペインに滅ぼされた王様あたりが生まれ変わったとしたら考えそう。
 アメリカ自身の持つ帝国主義的なものの考え方が好きでない」(要約 小生)
 そのために、「命の危険にさらされる領域に入った」
と結んだ。

 いくら経済的に凋落したとはいえ、アメリカが社会主義国の仲間入りをしようとしているのを、アメリカの皆の衆は、どこまで認めていくか。
 認めなければ最終的に「殺(や)っちまいなー!」の国である。
 それを知って、大統領が踏みとどまってくれればよいのだが。
 ところがこの点、オバマ大統領は、暗殺されて名が残ることについて
 「おお、そういうシチュエーションはむしろウェルカムです。美味しいですねぇ。美名、残りますねよぇ。」
 みたいなことを心の底の底で思っているという話もあった。
 どう転んでも止まらない御仁であるらしい。

 ……はァ。
 なんというか、日米とも、とんでもないトップになってしまったのだなあ。

 さて、そのアメリカの、「目指せ! 社会主義国仲間入り政策」は、当然日本にもとんでもない影響を及ぼすわけである。

 日本の民主党はこの流れの中で、いったいどうしていくつもりなのか。そして、それに対する意外な中国の反応とは。

 ……次回に続きます。

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