幸福実現党関連、マスコミに流れないニュース二本が入ってきたのでリンクさせていただく。

　一つは東京12区ポスター事件。
　写真入りのインパクトのある記事である。
http://sarusuberazu.blog64.fc2.com/blog-entry-732.html　

　……吹いた。
　ありか。
　こんなのありなのか。
　選挙違反ではないかと呆れたのだが、違反にはならないらしい。
　こういうのが選挙違反じゃなかったら、いったいどんなのが選挙違反なんだよと言いたくなる。

　もう一つは、8月16日夜、広島４区の地域でポスターが放火された件。
　こちらは刑事事件になるか。
http://koufuku21.exblog.jp/12161274/

　それにしても、改めて見てみると、酷いことをするという感が否めない。まさにダーティー、仁義なき戦いである。

　しかし、もっと恐ろしい話を総裁は講演会でしておられた。

　総裁が、以前、きょう子夫人と食事をしているときにでた話題で、

　「街頭演説している私達の立候補者のもとへ、一人の男性が近づいてきて『十万票あるよ。いくらで買う？』と聞いた」という。

　口ぶりからすると、話をもってきたのはどうやら、筋者のお兄さんであるらしい。
　現代でそんなことがあるのか、と呆れてしまうが、その人物は

　「●●党も●●党も、金出しているよ。で、幸福実現党はいくらで買う？」　

　と聞いたのだそうである。●●党には、もう言うまでもないぐらい有名な党が入る。検察、警察は何をしているんだと思ってしまう。家宅捜索でも何でもして、こういう連中をいっせいに逮捕というわけにはいかないのだろうか。
　それに対し、

　「幸福実現党はそんなことに使う金はない」

　と答えたそうであるが、おそらく、話を持ちかけてきたのは、よその政党がみなこういうことでお金を出しているからであろう。

　小生の伴侶いわく、「きっと、何回も落選しているうちに、お金で十万票買えるなんて安いもんだと思うようになるんだろうな」

　本宮ひろ志氏の劇画に出てくるような話である。
　これは暴力団にとってはいい資金源だ。
　投票は無記名だし、買収された票には投票用紙に黒丸が浮き出る、というようなこともない。
　取引その者が非合法なので、「売り手」の側は、はたして、彼らが政党から頂戴した現金の対価として、自分たちが約束を果たしたかどうか、など、証明する手だてはないし、義務もない。
　万一、開票してみて、得票総数が約束した票数を下回っていても、「約束が違うじゃないか」とクレームするわけにも行かず、金をはらった各政党は泣き寝入りしなければならない。
　そんなやりとりに乗ったという時点で、ばれたらスキャンダルものだから、騒ぐわけにはいかないのである。

　ましてや、暴力団は北朝鮮ともつながりがある、といわれているではないか。政党が払うダーティーな金が、そのままあちらの国を潤しているなどと言うことがあったら……。
　想像するだに胸の悪くなる話だ。

　この話の後、総裁はさらに

　「舛添要一議員が以前、北海道の知事に立候補するのに「十億円かかる」といわれて諦めた、という記事を読んだ。
　もし、「お金がかかる」裏事情が、上記のようなことであるとしたら、許し難いことであると思う」(以上、六月六日　八王子　講演　『勇気の試される時』にて。講義録は書籍「政治に勇気を」に所収)　

　と話しておられた。
　驚いた。
　舛添氏が北海道知事選挙に立候補を検討したのは、1991年で、自民党から擁立されるという話ではなかったか。
　そんなメジャーな党から出るのでさえ、そんなにお金がかかるのだ。

　民主党は「当選したら四年間、選挙しない」といっているが、総裁の解説によると
　「民主党の岡田幹事長が、「４年間は解散しない」と言うのは、お金がないだけ。
民主党にはお金がない。なぜなら死んだ人の「故人」献金はありますが、個人個人の献金がないのと、企業献金がないからです。
政党助成金だけでやっているのが民主党。だから４年間、解散したくない。」　８／１８　滋賀・大津パルコ前街宣)　　
　のだそうである。
　なるほど。四年間、死んでも政権を離さない真意はそこか。
　「結局は、お金」なわけなのか。

　なんとも、今年の夏空のようにすっきりしない話であった。
　
　さて、殺伐とした都会を離れ、所変わって、youtubeにアップされた実現党関連の動画より

　宮古テレビnews 幸福実現党　富川候補
http://www.youtube.com/watch?v=aHfveBAE1lc
　背景に移る青い空が美しい。
　宮古テレビというのは、実に丁寧に宮古島のニュースを報道しているのだなと感心した。