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本当は恐ろしい「道州制」! 誰か橋本知事に伝えてくれ!  8月4日 大川総裁講義「批判に屈しない心」(2)

 大川総裁は、次いで、背筋に冷水を浴びせるようなことを口にした。

 「道州制は、導入したら間違いなく地方がダメになる。
 『地方に予算が増える』というが、それは実はごまかしでしかない。
 道州制になっても、地方の使える予算は全く増えない。
 なぜなら、予算だけでなく、中央から大量の役人が『道州政府』に移動してきて、政府のトップに就任し、予算はすべて彼らの給料に消えてしまうからだ。
 そのうえ、いまの政府の赤字も、予算とともに地方にすべて割り振ってくる。」
(要約 小生)

 ……とんでもないことだ!
 これまた、そんな話、はじめて聞いたぞ!
 だが、ありうる。
 あの政府ならやるだろう。
 要は、道州制というのは、 「水戸黄門の悪代官」を大量につくってしまう制度なのだ。
 道州制、全然良くないではないか!
 総裁の講義は続く。

 「しかも、中央と地方は「情報格差」「教育格差」があり、それを埋めることなく地方を切り離せば、まちがいなく「地方の切り捨て」になるだろう。
 いっぽうで、中央は『小さな政府』をつくったと称し、自分たちの『幕府直轄領』だけを見ていればいい。
 政府のごまかしがここにある。
 これを見抜けず、道州制さえ導入すればバラ色の未来、と思っていると、とんでもないことになる。
 選挙には都合が良いが、実行した後に失敗であると言うことがわかるから、あらかじめ警告しておく。

 私は、地方で判断すべき事を権限を現場で降ろすという趣旨には反対ではない。
 現場に近いところ、現場がわかっているところで判断するのは正しい。権限委譲は大賛成。

 だが、道州制をつくって、人々を導く力のなさを隠蔽する目的であるなら許し難い。
 十年二十年してから「失敗した」というのは、馬鹿な国民のすることである。』(要約 小生)

 なんということだ。
 国が突然、道州制の導入に積極的になったのは、橋本知事達の働きではなかったのだ。
 ……なるほど。
 自民も、民主も、道州制にとりくもう、というのは、どうもうさんくさいと思っていたが、政府から見てそういうからくりがあったのか。

 橋本知事はこのことを知っているのだろうか。
 知事会は、この事実を知っているのだろうか。
 彼らはいま、地方を愛する心を利用されていると言うことを、そして国を滅ぼす運動をしているということを、知っているのだろうか。
 頼むから、誰か教えてやってくれ。

 知事会は、上記の二点、「道州制にしても役人は受け入れない」「そして、赤字も貰わない」ということを、はっきり明言して交渉に臨んだ方が良い。それから下記の「有事には日本として結束する」ということも。

 そうでないと、各地方はとんでもないことになる。

 さらに、総裁はこんなたとえ話をされる。

 「道州制は昔、日本にあった制度。
 じつは、明治維新以前は日本全国がそうだった。
 幕藩体制のころは、各藩が地方を仕切っていた。
 それではだめだということでできたのが明治以降の政府の形。それをご破算にしようとしている。
 たとえば、北陸が独立して、北陸州政府になったとして、北朝鮮問題独自に対応、できますか? できないでしょう。
 国家が総力あげねばならない。」(要約 小生)

 ……地方に住む人間として言わせて貰う。
 うん、無理。
 うちの知事には、それ、無理。
 北朝鮮軍が上陸して攻めてきたので、対処するなんて、少なくともうちの知事や議員には、絶対、無理だ。
 だが、もう日本人は全員「道州制」を採用する気になっている。
 ……みなさん、さようなら。
 うちの県は近々、北朝鮮の属領になるでしょう。
 ……ああ、最後にもう一度、某老舗の割烹のうな重が喰いたかった、と、すっかり世をはかなむ小生である。

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