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幸福実現党 私的Q&A(2) 「天皇制は廃止にするの?」「幸福の科学、独裁になるのでは?」

 さらに、「天皇制は廃止になるのか? 自分たちの党を『国教』として独裁をしくつもりだろ?」

 という諸兄へ。

 二十余年、この団体を見てきた小生が断言する。

 「それはないわ」

 「幸福実現党宣言」の講義の中でも、「天皇家を存続させる」「これだけの歴史のある存在は世界でも珍しい」というニュアンスで語っている。

 また、同じ法話で、「天皇家には日本国憲法のあいまいな記述や煩瑣な仕事の定義のためにかなり無理がかかっている。あれでは心身を損なってしかるべき」というような、天皇家の人々をしんから思いやるような発想の改革が盛られている。
 詳しくは、当ブログのカテゴリ「幸福実現党宣言 」をご参照あれ。
 (……というか、書籍をお読みになられることをお薦めする)

 なお、母体の宗教団体「幸福の科学」の教義でも、「天皇家には優れた霊格の人々が多く出ている」とされている。
 明治天皇や昭和天皇は、神格があるとされていたように記憶している。

 
 また、記者会見では「実現党が政権を取ったら、幸福の科学を優遇するのでしょう?」という質問に対して、はっきり「ノー」といっている。

 それどころか、「日本には宗教団体が皆、教義の垣根をとって応援できる政党がない。私たちはその代表になりたい」とはっきり公言している。

 日本は、S学会・公明党と、それ以外の宗派の代理戦争を、選挙でやっている節がある、という(これも書籍「幸福実現党宣言」を参照)
 たとえば、公明党が自民の味方をするなら、立正佼成会は民主につく、という風に。
 しかし、それはあまりにも不毛である。
 であるから、幸福実現党は、立正佼成会、生長の家、天理教、キリスト教など、
「神仏は実在する」という認識と、それに基づいて良識のある判断をしたいとねがっているすべての宗教団体に

 「私たちをたよってください。私たちは神仏を信じています。その心で政治を浄化したいのです。そのために立党したのです」

 という呼びかけを、無言で発している……。
 そう理解して良いと思う。これは、書籍「幸福実現党宣言」にもちらと出てきた理念である。

●幸福の科学の教義から

 そもそも、この幸福の科学という団体は、「多様性をみとめる」ことが、教義の一番のウリの一つなのである。

 一番最初に書かれた教典には「黄色は仏陀 法の色/白はキリスト 愛の色/赤はモーゼの 正義色/紫 孔子の 秩序色……」という、他団体の教祖を是とする文章が寄せられていたぐらいである。(これはテレビでも「風変わりな教典」として、読誦しているところが紹介されていた。)

 徹底して、他団体の教祖や教義を積極的にプラスに位置づけ、しかるのちに教義の難点を指摘するという形をとっている。

 あのS学会についてですら、「相互扶助の制度は貧しい時代に人々を助けた面がある」といって、最初の頃、総裁は評価の意をちらりと示していた。

 しかしながら、幸福の科学が他団体を褒めても、ほめられた団体のお歴々は、共闘や交流など一切しようとせず、むしろ、それを盾にとっていばりちらしたあげく、幸福の科学をくそみそにけなし続け、あげく攻撃してきたという感がある。

 ……このへんは、世界史の中で、「キリスト教はユダヤ教を認めても、ユダヤ教はキリスト教を認めない」とか、「イスラム教はキリスト教を認めても、キリスト教はイスラム教を認めない」といった、古い宗教の狷介さが現れる瞬間をまざまざと見せていただき、面白く感じた小生である。
 

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