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2009/06/07 講義 未来への道(1) 政府は雇われマネージャー

 大川総裁が再び漆黒のスーツで現れた。
 声が重々しい。
 いつもするような、軽い枕のような話の前置きはなしだ。

 「私たちは宗教としてはかなり成功しており、新規に政治に参入するメリットはなにもない。」(要約 小生) 

 という言葉が語られて、再び、決意が述べられていく。

 はっとさせられたのは、以下のくだりである。
 「政府は『お上』ではない。雇われマダム、雇われマネージャーにすぎない。」
 「日本の財政赤字は、九百兆ある、といわれている。だが、政府には七百兆円弱、計上される「資産」がある。それは、借金して作った空港や道路だ。
 その資産を、形に残る財産として赤字からひけば、多く見て政府の赤字は三百兆円程度だ。
 それに対し、国民は一千四百兆円の金融資産を持っている。
 国民は債権を持っている側であり、ゆえにこの国は潰れないのだ。
 潰れるのは雇われマネージャーの政府である。
 そして雇われマネージャーの政府は、いくらでも作り替えることができる」(要約 小生)

 ……数字抜きで小生が言い換えてみる。
 政府はこれだけの額の巨大な赤字がある、と言っているが、実はそうではない。
 道路や施設をつくれば、形に残り、それは資産として、国民の財産になるものだ。
 それを私達の財産として考えると、赤字の額は全く変わってくる。
 こうした考え方ができないのは、政府が「自分たちが国のオーナーだ」と思っているからではないか。
 本当は、国のオーナーは私達自身だ。
 政府は雇われ経営者であって、私達が本当は国のオーナーなのだ。
 雇われ経営者の腕が悪ければ、いくらでも変えればいいのだ。
 
  正直、目から鱗であり、小生は不思議な勇気のようなものを感じた。
 我々はこの国のオーナーなのだ。 
 長いこと、煩雑な選挙や、政治家性悪説のマスコミの毒の意見を喰らい、我々はこの国のオーナーが自分であるということを忘れていたように思う。

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