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小生の考察 日本人の解けない洗脳(7)  S学会(仮名)と「某 真理教」(仮名)  あるいは、Q&A某真理教と幸福の科学の違い

 近年の日本で新興宗教のイメージが悪い。

 その理由は、言いづらいのだが、やはり、戦後、宗教団体の悪いイメージを形作った、業界最大手の某 S学会(仮名)と、テロで騒ぎになった「某 真理教」(仮名)、にあるのではないか、という気がする。
 個別にどんなケースだったか、小生の記憶の限りここに記しておく。

 ●某 真理教(仮名)の場合

 「某 真理教(仮名)」については、そもそも、「あれを宗教として認定した国のほうがおかしいよ」、という意見をよく聞く。

 ご本尊が発泡スチロールでできている団体を、よく宗教団体認可したものだ

 小生は、あの団体は昔から、宗教と言うよりは、「仙人の修行団体」だったと記憶している。
 なぜなら小生は、大昔、知人が持っていた、あやしげな、まじない・オカルト雑誌をめくったときだったと思うのだが、その誌面にくだんの団体の宣伝が載っていたのを見た記憶があるのだ。
 記憶があやふやだが、腰巻き一丁の髭面教祖が禅定ふうのスタイルでうつっている白黒の写真だった。

 ……天理教とか立正佼成会などは、絶対にそうした雑誌に宣伝は載せていなかったように思うのだが。

 また、この団体の息の根を止めたのは、実は、マスコミでも行政でもなくて、幸福の科学だったのである。
 むしろ、マスコミは、吉本隆明氏や、ビートたけし氏を筆頭に、この団体を持ち上げていた。素晴らしい悟りだと言っていた。
 ところが、それを「違うだろう。それどころか、この団体は首都壊滅を計画して居るぞ」と、幸福の科学・大川総裁が声高に声を上げた。
 そして、渋る警察や行政に対して働きかけ、あらゆる手を尽くし、九分九厘まで追い詰め、国松長官を狙撃されて、警察がようやく動いてとどめを刺した。

 そのとたん、マスコミがさも自分たちの手柄であるように、そして宗教が悪であるように、喧伝したのだ。

 つまり、この「仙人修行団体」を解体したのは、マスコミではなくて、新宗教である幸福の科学であったと言うことである。
 事実上、新宗教が日本を救っていたことになる。

 以外と知られていない、某真理教に関する顛末である。

● 某S学会(仮名)の場合
 しかし、その真理教以前に、日本の戦後の日本の新興宗教のイメージは悪すぎる。

 本当に言いづらいのであるが、最大手、某S学会の評判がとても悪かった、というのが在るのではなかろうか。
 某S学会(仮名)。
 公明党の内緒の母体団体である。
 発足して数十年になる。

 もともと、創始者の牧口常三郎という方は、残された著作やエピソードを見るに立派な方であった。
 芸能人などでも、ここの信者で善人だなあ、とおもう御仁が沢山いるのは、牧口常三郎の思想がこの団体にまだ流れているからではないかと思う。
 この方は、第二次大戦中に、獄死してしまわれた。

 様子が変わったのは二代目からである。
 どう変わったかというと、もともと仏教の教義では、
 「摂受(やさしく諭す)七割、折伏(厳しく諭す)三割」
 といった趣のあるところを、
 二代目以降、「折伏のみ」といった勢いを前面に押し出して、非信者に襲いかかって入信を強要する、怒れる阿修羅のごとき信者の群れが出現したように見えた。
 大多数の人々は、これでかなり嫌な思いをした。
 さらに、ここの信者は暴力行為をするという黒い噂が絶えなかった。

 曰く、脱会者や批判者の自宅周辺には糞尿や犬猫の死骸を撒き、暗殺部隊なるものまで存在し、人を傷つけても警察に捕まれば「法難賞」として表彰される。
 曰く、尊敬していたトップの人物にレイプされた。

 そんな証言や訴えいくつも出てきた。

 法の中身も、「妙法蓮華経を唱えなければ地獄に堕ちる」というのが中心で、本は沢山出版されているが、トップの法話を聞きに行けば「……?」という内容だったりする。
 よって、ゴーストライターを使っているのではないかという疑惑がかなり濃い。

 ……そうした噂が次々に立ち上るのを、S学会は消し込むことができなかった。
 そして、週刊誌などは喜んでその話題を取り上げた。

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