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2025-06

映画「ドラゴンハート」感想(1) 「幸福の科学のアニメ映画史上、最高のアニメ作品だと思います」

 お久しぶりです。
 突然レビューのリクエストをいただいてしまったので、僭越ながら映画レビューをさせていただきます。 
 今回の更新は、「リクエストしてくださった方を相手に喫茶店で話すノリ」で書きますので、かなりぶっちゃけ、かつ一部失礼な書き方になるのはご容赦ください。

◆◆◆

 幸福の科学のアニメ映画 ドラゴンハートが上映中です。大川隆法総裁が不在になられてからの初のアニメ映画ですが、
 正直、幸福の科学アニメ映画として、

 「最 高 傑 作」

 だと思います。

 (ただ、幸福の科学のこれまでの教義的な部分から見て、一点「?」と謎に思う箇所がある気がします。大川総裁が残していった一つの伏線あるいは謎解きの出題かもしれないとは思っています)

 これまで小生は、幸福の科学の映画を一作目からすべて見てきましたが、アニメに関しては同好の士から
「ちょっとお。これ、一般的なエンタメとして見てどうなの?」と詰問されるたび、
「……まぁあれですよ、『宗教団体の文化祭』的な感じと思っていただいて……」と答えてきた感じです。

 ところが、今回、冒頭から十数分過ぎても普通のアニメ映画として普通に見れるのです。(歌は別)
 えっ! すごくないですかこれ。
 思わず時計を確認しましたよ。
 たぶん、これまでの幸福の科学のアニメ映画で「エンタメ的に最高のパートは?」と聞かれたら、「UFO学園の秘密」の最初の、朝の学園のシーンに入ってからの10分強だと思っています。(あれはほんと上手かった)
 今回、あれに近い感じがずっとラストまで続くんです。
 (まあ数カ所「いつもの」感じが出現するけど目をつぶれるレベルだと思います)

 ちょうど先期でしたか、ヤンマー農機のヤンマーさんが作った「未ル わたしのみらい」っていうTVアニメがあってですね(edのヤン坊マー坊の曲で踊るロボット、売ってたら欲しいです)、全体に「へぇーっなんかまるで幸福の科学のアニメ映画みたいだなぁ」と思ってみていたんですけど、あれが受け入れられるなら、この映画も全然普通のアニメ映画の範疇じゃないかなと思いますね。

 だいたい、アニメにしろ漫画にしろ小説にしろ、エンタメはすべからく「カットの芸術」みたいな感じじゃないですか。
 作り手の言いたいことを全部つめこんでぶち込んだら台無しになることが多いと思うんですよね。「言いたいことをどんだけ削ってどういうふうに見せるか」が勝負なんだろうと思うんですよ。(個人的には「自分のためだけに作りました」みたいなB級作品も好きなんですけど)
 でも、幸福の科学の映画はハナから「やかましいわ! 俺たちゃ伝道のために映画作ってるんじゃ! エンタメがなんぼのもんじゃあ!」という勢いでつくっているように見えたのですが、
 今回は、ちゃんとアニメ映画として切るべきところを切ってくれている、という感じなんです。きれいに素材をカットして見せてくれているというか。
 さらに、これまでの日本のアニメの様々な有名シーンのオマージュを取り入れて、アニメ好きな人が見たらニヤリとするシーン(「バルス」とか「させるかぁ!」とかがわかりやすいですけど) をもりこんで作ってくれていますよね。
 それで、結果的に、そのバランスの良さから、今回の作品は、とある「超有名な古典の宗教文学」を思わせる作品になったと思うのです。次回に続きます。

 【余談……これを書いてる人のアニメの嗜好】
 ・これまでで一番繰り返して見たアニメは、映画だと「パプリカ」テレビ作品だと「少女革命ウテナ」、ショートフィルムだと新海さんの「Z会のCM」
 ・今期の楽しみは「アポカリプスホテル」「ロックは淑女のたしなみ」「宇宙人ムームー」「LAZARUS」「薬屋」
 

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