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2013-10-12

 東京オリンピックを呼び寄せた「運」の正体(下)

 増税という選択をした自民党は、自ら「終わりの始まり」を宣言したかのように見える。
 実際、自民党の最大の問題として、大川総裁は、安倍政権の次の政権について、
 「もう後継者がいない」
 という。さらに、
 「安倍政権のあとに来る総理は、安倍政権でやろうとしたことと逆のことをやるだろう。揺り返しが来るだろう」
 とも予言されている。

 ここまでに出た霊人や、講演での予言を単純に総合すると、考えられるシナリオの一つは、以下の通りだ。
 この一年の日本の復活、そして好況。
 しかし、そこにかげりがさすのが、2014年、4月の消費税施行。
 海江田氏の守護霊霊言によれば、2014年秋、大変な不況が訪れる。
 当然、不況に伴い、安倍政権の支持率は致命的に下落。
 おそらく、そのときになってようやく、自民党は大川総裁に対し、なんとか延命策を、と渇仰するかもしれないが、後の祭り、となる。(麻生内閣の時に、麻生元首相が、大川総裁の助言を容れず、結局、自民党は政権党から転げ落ちたことを思い出す)
 さらに、安倍首相の首相就任時の守護霊霊言の書籍には、「体は治った、と言われているが、じつはそうではない」「腸だけでなく、ほかにも悪いところがある」という指摘がなされていた。体の踏ん張りも利かず、策もなし、ということになると、来年中の降板もあるかもしれない。
 そして、そのあとの後継者次第では、自民党が民主党のような姿に変わってしまう。
 この流れを受けて、北朝鮮の倒壊、中国の崩壊も延期されることが考えられる。
 あるいは、これらの国の暴虐を封殺するまで、十年、二十年の長期戦を、日本は強いられるかもしれない。
 ここで、再び沈滞化する日本を見て、「いよいよ日本も終わりだ」と、中国・韓国の尖兵たちは喜び勇むことだろう。
 日本国内のマスコミも、例によって煽り立て、暗い未来を予測して見せて、国民の士気を削ぎ、愚かにも混乱に拍車をかけることは容易に予測できる。(もっとも、大きな不況が来たら一番に倒産するのは彼らである。煽り立て、騒ぎ立てる声を断末魔にして、おそらくは自らも滅びていくだろうが)

 だが、それらは決して、正しい観察ではない。
 じつは、世界にとって、日本はすでに重要な鍵を握る国と思われているのではないか。
 『日本に宿る新たな希望を、世界は感じ取っているのではないか』……今年、それを感じたのが、「東京オリンピック決定」の経緯だった。
 東京に決まったのは、正直まことに意外だった。
 蓋を開けてみるまで、東京が決定するとは信じられなかった。
 一体なぜ、東京が誘致できたのか。
 「運が強かった」と皆が言う。
 だが、その「運」の正体について、正確に論じられる識者は少ないだろう。
 「運」の正体。それは、
 『世界は、日本に「希望」を見たのではないか』
 ということである。
 具体的には『日本のアベノミクス』に希望を見たのではないか。
 世界に全く希望の芽がない、そんな閉塞した事態に、ただひとり、日本のみが奇跡のような経済の復活を見せた。
 「これは何だ?」と世界は瞠目しただろう。
 「なにかがある。日本には何かがある」と言う、無意識の期待を、それは世界に撒いたのではないか。
 東京オリンピックは、世界が、無意識に日本に求める「希望」の象徴である、と、考えることができはしまいか。
 アベノミクスの背後に働く叡智。
 その叡智の名を、世界はまだ、知ることはないだろう。
 世紀末に有名になった予言の書にあった、「アンゴルモアの大王」、東の国を救う「ヘルメスの叡智」と称された、まさしくその名にふさわしい働きを。
 しかし、感じている。
 無意識に、光を、感じている。
 その光は、日本に奇跡をもたらした。
 その光には、世界を豊かにする叡智がある。
 世界の人々は、我知らず、その光を求め、その「希望」をこそ求め、「日本」を選んだのではないか。
 『太陽の法』の第一章、第一節にある、
 「世界はいま、光を欲しています」
 という言葉に連なる数行は、あたかもいま、このときのために書かれたかのようだ。

 来年から始まるであろう、自民党の低迷。
 ついに、総裁が前から予告していた、国民の自民党に対する失望、自民党の弱体化、そして消滅が始まる。
 長いこと日本の首領だった政党の消滅は、日本人にとって混乱を生むものとなるだろう。室町幕府が倒れ、戦国時代に入るかのような展開を、それは想起させる。
 だが、「その時のための実現党だ」と総裁は語っている。
 この数ヶ月、最後まで、消費税の反対を、しかも整然とした理由をつけて提示し続けた実現党のことを、見ている人は見ているのである。
 日本は、増税を契機に、再び苦渋に身を焼くことがあるかもしれない。
 しかしその苛烈な火は、日本を滅ぼすための火ではない。
 それは、内外の混乱の中で、再び、この国を作り直し、新たに鋳直すための「溶鉱炉の火」だ。
 厳しい火が迫ってくるときに、その苛烈さは、自らを滅ぼすものではなく、自らを鋳直すためのものである、ということを知るひとたちは、幸いである。
 そのひと達は、「この火の中で、いかなる自分に、いかなる国に、自らを鋳直してやろうか」とわくわくしながら、十年、二十年、嬉々として歩いて行くことができる。
 そして管理人は、そうした人たちが、その希望の正体、東洋の光を胸に灯して、それぞれの持ち場で戦い、その光の生み出した若い政党の苗を、楽しみながら守り育てていく姿を、ささやかではあるけれども、ネットの片隅にしばし書き残せたら、と、そんなことを思っている。

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