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2013-02

中国が未だ日本に軍を進められぬ理由(2)

 確かに、中国はきわめて危険で、すぐにでも開戦しそうな挑発行為を繰り返している。
 北朝鮮の核実験も、ミサイル開発も、中国指導部が後ろ盾となっていることは明白だ。
 習近平氏は、北の核兵器を、自らが世界皇帝を目指す上での一つの駒として使っている。北朝鮮の大量の餓死者は、言葉を換えれば、習氏の世界征服のため犠牲になったようなものだ。もちろん習氏にとってはなんら痛痒を感じるはずもない、とるにたらない出来事だろうが。

 だが、そうまでしても、彼らは日中の開戦には「まだ」踏み切りたくないのではないかという、そんな感じが伝わってくる。
 その後の「レーザー照射」の発覚に対しても、「こちらも砲撃するぞ」、と脅しをかけた後、中国はわずかの間であるが、何も言わず、じっと静観しているようだった。
 あのとき、中国は、アメリカと、日本の出方を見ているようには見えなかったか。
 そして、日米のタッグがまだ崩れないとみるや、「レーザー照射はでっち上げ」などと言いだし始め、なんとなくうやむやに流してしまった。

 おそらく、中国は、「日米のタッグを敵に回して、まだ勝てる自信がない」のだ。
 そもそも、核抜きで戦うとしたら、日本の自衛隊は、中国、北朝鮮、韓国の軍隊よりも上である、という。
 (大川総裁の書籍で言えば、「日本の自衛隊は強い」、と、秋山霊言でも出てきたし、「韓国の軍隊と戦わば二週間で決着がつく」と、神武天皇の霊言に出てきた)
 確かに、日本の自衛隊は、練度が違う。
 訓練の精度が違う。
 仕事意識が違う。
 装備の質が違う。
 海上保安庁初め、日本を守る人々のプロ意識はけた外れに高い。美しい日本人だ。
 いっぽうで、中国国内では、尖閣に乗り込んでくるための中国軍の船の乗組員を募集しているにもかかわらず、「そんな危険なところにはいきたくない」と、募集が埋まらないという話も聞いた。 

 日本とは、核抜きで戦ったら、勝てない。
 ならば、核を使いたい。が、それもまだ行うことはできない。
 「日米連合」が崩れないからである。
 思えば、中国は、この二国の中を裂くために、膨大な人員と金銭を使ってきたはずだ。
 なのに、日米は、いまだ決定的な亀裂に至らない。
 日米決裂の切り札であったはずの普天間も、
【安倍首相、普天間基地視察「移設を再認識」 日テレNEWS24 】
http://www.news24.jp/articles/2013/02/02/04222429.html として、辺野古に移転して、問題を決着させる、という強い意志を首相自らが見せている。

 「それにしても、なぜアメリカは日本にここまでしてくれるのか」という素朴な書き込みを、最近、ネットでちらほら見かけることがある。
 この事情は、大川総裁の愛読者ならばわかっている。
 日米の間には、この数年、伏流水のように動いているものがある。大川総裁の言論と、霊査である。
 言うまでもないことだが、日本と違って、アメリカ・ロシア・中国では積極的に霊能者を軍事利用するという発想がある。
 そんな中で、大川総裁は二年にわたって、エリア51の霊査と、中国の秘密基地の霊査を公開した。
 アメリカが、度肝を抜かれぬはずがない。そのきわめて精緻な描写が当たっているとしたら、全米のいかなる霊能者も足下に及ばない能力の持ち主であることが実証されたはずである。
 しかも、総裁は卓越した霊能者であるのみならず、実業家としても成功しており、大教団を創設運営している。
 その人物は、平和ぼけした日本人の意識と隔絶し、軍略に長け、日米の軍事同盟は必要だと訴えている。
 こんな『情報兵器』を有した同盟国を、アメリカが手放すはずがないのだ。
 韓国や中国が切望したであろう、アメリカ共和党の正式な「アジア人初のアジア顧問」の座は、いまや、幸福実現党の饗庭氏が就任している。
 総裁の存在が日米の決裂を防ぎ、結びつきを深めるのに功を奏しているのは、想像に難くない。
 表に出ないながら、何か重大事件があれば、合衆国から、幸福実現党の饗庭氏を介して、総裁のもとにいくつかの内々の要請が来ていると考えてもおかしくない。
 「日本には、超絶の霊能力を持った宗教家に率いられた巨大な思想団体があり、それは日米の同盟を望んでいる」と、アメリカは認識しているのである。

 やはり、日本に関して、中国の思惑は、明らかにそらされている。
 中国から見れば、今頃は、尖閣を占領し、要塞化して台湾を落としているはずであった。
 昨年のうちに、沖縄の世論を沸騰させ、今年来年あたりに独立させるはずだった。
 日本など、豊かな富を吸い上げる植民地としながら、同時に要塞化して、アメリカへの盾にするはずであった。
 だが、少なくとも、それらの計画はどれ一つとして成就していない。
 そんな状態で、日米両国軍のタッグを敵に回して勝てるか。
 答えは、否だ。
 同時に、中国は、
 「日本人の心を折ることだ。そうすれば勝てる。勝てば、日本の富とともに、ドミノ倒しのように、アジアの周辺国を降し、世界のすべてが手に入る」と考えたはずだ。
 事実、日本はすぐに折れそうだった。民主党政権下では、すぐにでも朝貢してきそうだった。
 しかし、折れない。
 日本人は、折れない。
 一気に押しつぶせるはずの「小日本」。
 その日本は、昨年をさかいに、明らかに変わった。
 【防衛費11年ぶりプラス=中国にらみ尖閣警備強化-海保の関係費も4割増・予算】
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013012900697 
 日本は、もうこれまでの日本ではないのだ。

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