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「はやぶさ」に祈る日本の未来
- 2010-06-15 (火)
- 幸福実現党観察日記
  一昨日深夜、日本、いや、世界の宇宙開発史上に比類ない業績を刻んだ英雄が帰ってきた。
				 
				  「はやぶさ」堂々の凱旋である。
				 達成したのは、今文明で、人類が未だ到達し得なかった、
				 「月より遠い3億キロ離れた天体に着陸し、帰還する」
				 という事業。
				 (「回収したカプセルに砂が入っていれば成功」と報じたマスコミがあるようだが、そんなことは全くない。それ以前に、ものすごい快挙を成し遂げているのだ
				 参考までに、「図表 「はやぶさ」帰還までのできごと」が、こちらに載っている。      http://www.asahi.com/science/update/0613/images/TKY201006130224.jpg)
  ……正直、絶対無理だ、と思っていた。
				 宇宙開発に関しては、決してトップとはいえない日本。
				 しかも、米国ですら果たせなかった挑戦。
				 トラブルを聞く度に「うわ、今度こそだめなんじゃ……」と思い、
				 「見失った」と聞いた時には万事休す、と思った。
				 しかし、見失ったという一ヶ月後、信じられない根気でスタッフが「はやぶさ」を再捕捉、さらに、次から次へとおこるトラブルに次々対処する、という離れ業をしてのけた。
				 月より40倍も遠い所にある「はやぶさ」をあやつって、すべてのトラブルを克服したのである。
そしていま、生まれ故郷の地球にやっとたどり着いた「はやぶさ」。
その最後の仕事は、ふるさとの地球の大地を前に、大気圏に突入し、たった一つのカプセルを地上に放出して、自らは、もはやぼろぼろの機体を燃えあがらせて散ることだった。
 「世界で最も美しい花火」とも称された突入の写真は以下。
				 朝日http://www.asahi.com/photonews/images/TKY201006130302.jpg
				 読売http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100613-787567-1-L.jpg
				 毎日http://mainichi.jp/select/wadai/graph/2010hyabusa/34.jpg
				 (読売はエース級のカメラマンを投入したらしい。)
 果たして首尾はというと、カプセル落下位置も時間もすべて計算通り、手順通りの完璧さ。
				 「はやぶさは不死鳥となった」、と報じたのはBBCだったか……和歌山大とJAXAのすばらしい業績。
 さらに、だめ押しで関係者とウォッチャーを泣かせてくれたのが、スタッフが「7年ぶりに戻ってきたはやぶさに、最期に故郷の姿を撮らせてやりたい」 とばかり、大気圏突入前、「はやぶさ」から地球撮影に挑戦し、「はやぶさ」から送られてきた一枚の画像。
				 記事: http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/2010061301000705.htm
				  写真: http://twitpic.com/1wh78q
				 ものすごい一枚だった。
				 七年にわたる宇宙の長旅で、動くかどうかわからない機材を使ってとられたこの写真、
				 構図もさることながら、自らが燃えはじめたためか、途中で画像が切れているドラマチックさ。
				 この画像がアップされるや、
				 「片目がつぶれた「はやぶさ」が、まるで最期に目蓋を閉じる寸前のような1枚」
				 「データ送信の途中で力尽きてるなんて…もう、涙腺決壊」
				 「ありえない。はやぶさには付喪神(つくもがみ)が宿っていたに違いない」
				 「奇跡というものを感じた」
				 「七年の遠くて長いおつかい果たして、天国の糸川博士のもとにいったんだな……」
				 と感激のコメントが相次いだ。 
 (【わかりやすい関連動画】
				★ 大気圏突入時を記録したNASAの録画 Hayabusa re-entry  (音声なし)……http://www.youtube.com/watch?v=u-Xp_-_gLTA
				★映画 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】……http://www.youtube.com/watch?v=6tr2__Tv2I4
				 ★一般の方が数ヶ月かけて作ったという、驚異のCGアニメ【探査機はやぶさ】 「イトカワをねらえ 」……【ニコニコ動画版】 (「おかえりなさい」の書き込み弾幕で画面が見づらい)
				第一話 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8542502
				第二話(26分28秒) http://www.nicovideo.jp/watch/sm10301677
				 【youtube版】第一話 http://www.youtube.com/watch?v=End_iJDRJws
				第二話(1/3) http://www.youtube.com/watch?v=pxbHXkfKSkk
				     (2/3)  http://www.youtube.com/watch?v=Ye_hhbM6v1E
				           (3/3)  http://www.youtube.com/watch?v=tUwy4pSQ1o4&NR=1)
 大げさでも何でもなく、ほんとうにこれは世界的なニュースなのだ。
				 【「アポロ13号に匹敵」(http://sankei.jp.msn.com/science/science/100613/scn1006132326006-n1.htm)との言葉通り、NASAはこの帰還に際し、飛行機を飛ばして上空で撮影するといい、BBCはなんと、三十分おきにニュースを流し続けたという。
				 (BBCの記事はhttp://news.bbc.co.uk/2/hi/science_and_environment/10285973.stm )
				 Google Japan も応援しています、とばかりに、この日、ロゴマークにハヤブサの勇姿をアップしていた。
				 ……ちょっと変わった反応として、韓国では、はやぶさが成功して、自国のロケットが失敗した腹いせに、日本へのサイバー攻撃を仕掛けてきた人々がいたという話もある。
 なんといっても、ロシアと組んだ韓国にも、宇宙人から技術供与をうけているという米国にも果たせなかった仕事をなしとげ、「日本の技術者の素晴らしさを、世界中に改めて認識させた」はずである。
				 「米国なら、テレビ各局は興奮して祭り状態で中継、無事カプセル発見後はオバマ大統領がお祝いのコメントを述べ、ハリウッド映画化の権利を巡る争奪戦がはじまってるぜ」
				 という書き込みも見られた。
				 
				 ……ところが。
				 日本のマスコミの扱いは軽い軽い。
				 いちおう、各社、ネット上では
				  【小惑星探査機「はやぶさ」任務完了 「挑む姿、教えてくれた」- 毎日新聞】http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100614k0000m040137000c.html)
				 などという形で、科学ニュースのトップとして紹介はなされているが、
				 すばらしく美しい動画を撮ったNHKはもちろん、日本国内のテレビ局ではどこも生中継すらなかった。
 ネットでは生中継したが、その回線はパンク。
				 ずっとパソコン画面の前で待ちかまえていたのに、突入の瞬間を見ることができなかった人は大勢出た。
				 この体たらくに、
				 「これで今日の朝刊にトップ記事に載らなくて ニュースでもさらっと流して終わり、民主の支持率がどうこうだったら 、日本終了 だな」
				 という声があったが、事実、翌日の某大新聞のトップ記事は
				 「今夜日本対カメルーン戦岡田監督決断本田ワントップ」
				 だったとか。
 ……そして、民主党は「はやぶさ」 後継機に関して、予算17億円を3000万円に減額したという。
				 (【はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず】http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100614-OYO8T00291.htm)
 とんでもない話だ。
				 そもそも、今回のプロジェクト自体、「総予算額を聞いたNASAが、ショックでそのプライドにひびが入ったレベルの低予算」で行われたと言われているのに……。
 今日になって、あわてて、
				 【はやぶさ後継機仕分け、枝野氏「工夫求めただけ」 】(2010年6月14日22時51分 読売新聞)
				http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100614-OYT1T01006.htm
				  と、苦しい言い訳したものの、選挙対策であろう事は想像に難くない。だいたい、枝野氏は
				>「もう少し工夫すれば、少ないお金で同じ効果を上げられるのではないかという議論だった」
				 といっているが、それに対して、
				 「十七億から三千万だぞ! そんな言い訳で納得できるか!」
				 「三千万で探査機作れるだろ?ってか? お台場のガンダムは幾らだよ!」
				 という怒りのコメントが殺到。
 このプロジェクトを成功させた川口プロジェクトマネージャーも、
				  「お金をセーブして成果を出せと言うのは無理。しかるべき投資をしないと技術成果が上がるはずはない。 『はやぶさができたんだからローコストでもいいじゃないか』というのは論理が間違っている」http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/06/14/hayabusa_return_02/?rt=na
				 というコメントをだしている。 
しかし、なにせ、これまでの民主党の宇宙関連に対する発言や記事の見出しをひろうと、
 【民主党からは「ロケット打ち上げのJAXAはもう必要無い」との声も…日本が変わる、独立行政法人見直し】
				 【ISS実験棟「きぼう」、鳩山政権は運用に慎重姿勢…「これまでの成果を見る限り、撤退が妥当」】
				 【政府が官民共同GXロケットの開発中止を発表、事業仕分けで廃止 】
				 【JAXA(宇宙航空研究開発機構)運営の広報施設「ジャクサアイ」を廃止との結論「費用対効果が不明」】
 という無理解ぶり……。
				 ついに、「次の探査機の計画がないために、NECはイオンエンジンを外国に売るしかない」という話まででていると聞く。
				 民主党は、日本人の夢と未来をごっそり削ってしまった。
				 その予算は、
				【子ども手当 「日本人の税金なのに…」 外国人への支給、埼玉県だけで2億円超】
				 に使われているわけである。
				 これを受けて、
				 「だれか仕分け人の某女性議員に、はやぶさ帰還のコメントとりに行けよ!」
				 「もうこんな国なんかあてにせず、募金を募ったらどうだろう。こんな優秀なスタッフをこのまま解散させるな!」
				 「人類史上に残る業績だってのに……仕分け人は、日本はおろか人類の敵だな」
等々、憤りの声が相次ぐが、絶大な力を手にしている民主党には届かない。
……なにしろ、マスコミが報じず、国民が感心がないのである。参院選も圧勝してしまえば、日本はもはや完全に、社会主義の国となる。
 実は、この日曜日、伴侶と共に「ルソー・カント・シュタイナーの霊言」と、「エドガー・ケイシー、ジーンディクソンの霊言」を二本、聞いてきた。
				 (例によって、いろいろな考察がうちの近所の「B夫人チーム」で話されているので、チャンスがあれば稿を改めてアップしたいところ)
  その中で、マスコミ主導による日本人が「精神病院の中で育った」と称した霊人がいた。(シュタイナー先生だったと思うのだが)
				 中国、北朝鮮と変わらない、思想の偏向の中で育てられ、それが当たり前のものだと思い、それに反するものを全力で攻撃する。さらに心に染みついた宗教アレルギー。
 ……とくに、今回、この、「はやぶさ」に対する国民からの無視ぶりを見ると、まことにそうだといわざるを得ない。
				 そもそも、「はやぶさ」の件は、宗教がらみですらない。
				 立派な科学史上の業績なのだ。
				 だというのに、どこの国の国民が、これほど自分たちの有能さや業績に関して全くの無知で、外敵からの脅威などありえないなどと思いこみ、民主党に再び五割を超える支持率を与えたりするだろうか。
				 (軍事に関係があるからなのか、それとも中国より先に成功して申し訳ないとでも思っているのか。この無関心、理解に苦しむ)
 それでも、希望はまだある、と思いたい。
				 以下、ネットで見かけた、あくまで冗談の投稿から、トピックを一つ。
 ……とある某掲示板で、
				『2010参院選最新情勢
				 自民党単独過半数へ、民主0議席の壊滅
				■合計■自84 民0 み2 公0 共0 社0 国0 た8 改3 創9 幸14 減1』
 というう書き込みがあった。
				 その解説には
 『自民党が複数区で1人しか立てていないため、 日本創新党やたちあがれ日本などの保守系新党が候補が出ていない選挙区では、 保守系有権者の票が幸福実現党に流れ込むので、幸福実現党の当選が相次ぐ。
				 みんなの党は隠れ左翼政党であることが有権者に浸透して、バブルがはじけたために2議席と予想。 』
 という文章が続いていた。
				 これに対して、
				 「妄想お花畑乙」
				 とか
				 「有り得ねぇwww
				  こんな結果になったら大パーティーやるわw」
				 というレスポンスがあったのだが、何が驚いたと言って、上記の記述で、
				 「幸」として、「幸福実現党」が、きちんと政党扱いになっていることと、
				 この投稿に関して全く「幸福実現党」に関する揶揄が出なかったことだった。
				 一年前だったら、考えられない。
				 「信者乙」などといわれて、袋だたきに遭っていたことだろう。
				 しかし、今回はそんな書き込みがなかったのだ。
……この一件に、わずかながら手応えを感じる。
ささやかなネットの一場面ではあるが、幸福実現党は、もはや「イロモノ」ではなく、確実に「保守本流を称える政党」として、水面下で認知度が上がっているのではないか、と思わせられる手応えである。
それでも実現党は、議席をつかむまで、あと二回、ないし三回の大敗をくぐらねばならない、と霊人たちは予言している。
 ……間に合って欲しい。
				 なんとか、日本が北朝鮮か中国の占領下にはいる前に、この書き込みにあるような未来が間に合って欲しい。
				 このままでは、あの「はやぶさ」の美しい閃光を最後に、日本の繁栄も消え去ってしまうだろう。
				 後日、歴史家達から「あの輝きは、科学技術が優れていたころの日本の、最後の輝きを象徴するものだった」と言われることになってしまうだろう。
				 それではあまりに忍びない。
				 「はやぶさ」よ。
				 沈みゆく日本の誇りよ。
				 どうか、その奇跡の偉業を成し遂げた強運を、日本の人々に分け与えてください。
				 日本を守ってやってください……。
				 ただ、祈らずにはいられない気持ちである。 
【私信・近況】
 ・伴侶がメールチェックしていると、先月、支部から来たメールの中に、我々がよく存じ上げているブログからの情報が配信されてきました。
				 二人して「おお、知ってる方のブログの記事の内容が支部からも送られてきた! すごいなー!」
				 と喜んでおりましたら、先日、支部からの配信メールにうちのブログの記事がコピーされたのが送られてきて、伴侶は飲んでたお茶を吹いたそうです。
				 どうも、幸福の科学には少しでも「これはいい話」と認定していただけると、あっちこっちで即座に引用しては広めるアットホームなカルチャーがあるようですね。
				 応援団のみなさん、ご活躍ごくろうさまです。拙い当ブログのご引用、まことに恐縮です。
・ところで、マイペース会員さんのサイトで、うちのブログに関して、
				 『私の一押しブログです』と、お言葉をいただいているのを発見。
				 伴侶は「ありがたいねえ。申し訳ないねえ」といいつつ、「Googleで、「幸福の科学」キーワードで検索すると数位以内に、マイペース会員さんのブログが入っている」と教えてくれました。
				 本当におめでとうございます!
				 Googleは、検索のトップページと二番目のページでは注目度桁違いですから、トップ10までは応援団で埋め尽くしてしまいたいですね。
				 当ブログはGoogle「幸福実現党」の検索ワードでの上位表示をめざしてブログを作成してきたので、「幸福の科学」ワードではなかなか検索順位をあげることが出来ないようです。コツがあったらそのうちぜひ、ブログ上でご披露ください。
 なお、伴侶が、「マイペース会員さんは、うちのブログに関して、さらに『そろそろエンジンが暖まってきたようです』とも書いてくださっている。ご期待いただいて、本当にありがたいんだけど……」と言いながら、こちらを見ると、伴侶の視線のさきにいる小生は、相変わらずベッドで横になってお腹の上にパソコンを載せ、ぱこぱこ打って記事を作成するラッコ状態。
				 思わず、伴侶から、「……うちの場合、よそからみると『エンジン暖まってきた』という程度の更新頻度にすぎないんだけど、書いてるほうはすでにエンジン焼き切れそうなんだよなー。
				 よそがばりばり机に向かって更新している「一般船舶の推進力」だとすると、うちはいいとこ「ラッコエンジン」だもんなー」というつぶやきが……。
				 ときどき更新がとぎれるかもしれませんが、なんとか皆さんの後ろからついてまいりたいと思っております。皆様のそれぞれの持ち場でのご活躍・ご健筆を祈念しております。ありがとうございました。
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